若手社員は、教えたことを教えた通りに、効率良く取り組むことはメチャクチャ上手です。
理解は早いし、PCのスキルも高いし、とにかくマジメで、言うことありません。
ボクなんかとは大違い。
ただ、欲を言うと、教えたこと以外のことになると、2つのタイプに分かれます。
ひとつは、「教わっていないので、わかりません。」というタイプ。
もう一つは、「よくわからんけど、とりあえずやってみようか。」というタイプ。
どちらが良い悪いではありませんが、前者のタイプの方が多いように思います。
学生の頃は、決まっている正解に、効率的に辿り着くことを求められることが多いです。
決まっていることを教えてもらって、それをもとに問題を解く。
単純な計算問題もあれば、ちょっと複雑でも解法があり、それを覚えておけば正解に辿り着けます。
しかし、社会に出ると、そこには応用問題ばかり。
学生のときの”計算問題”のようにはいきません。
仕事においても、「案件Aにとっては正解であっても、案件Bにとっては不正解」なんてことは、当たり前。
なので、仕事では、正解は自分でつくるものだと理解しておくことが大切です。
「そのためにはどうしたらいいのか?」というと、公私混同をどんどんすることが良いと思います。
仕事でのスキルアップというと「やっぱり、資格とか勉強が必要だよな」と考えるかもしれませんが、仕事で正解をつくるところでおもしろいのは、仕事に関連することだけにヒントやアイデアがあるわけではありません。
電車の中の広告だったり、コンビニの棚にある新商品のアイデアだったり、飲み屋さんの大将との会話だったり、至る所に正解をつくるネタが転がっています。
そういう意味で、どんどん公私混同をしてみる。
いろいろなことを自分の中で結び付けてみる。
そうした自分のスキルや知識を”公私”の間で流動的に行き来させると、あるときフッと知恵に変化していきます。
その知恵がついてくると、応用問題も解きやすくなるのではないかと思っています。
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