ビジネスでは、強みが必要。
強みというと、SWOT分析して、見つけたり、発掘したりするようなイメージがありますが、個人的にはそもそも強みって見つけるものでも、発掘するものではないと思っています。
なぜなら、強みはつくるものだからです。
そもそも「強み」って何なのでしょう?
ここが曖昧なことが多いように思いますし、ボクの中でもふんわりしています。
なので、ボクなりに定義をすると「目的に対しての環境の中で、他社との比較において、優位性がある特徴や資源」となります。
まず、目的がありますよね。
そして、その目的を達成する環境があります。
その環境において、他社や比較するものがあります。
それらと比べて、優位性がある特徴や資源、これが強みです。
だから、強みをつくるには、自分たちの特徴や資源を、目的、環境、他社との比較に合わせて加工編集すればいいんです。
例えば、「英語を話せます!」が強みだと思っているとしましょう。
英語を話せると、「おお、確かにそれは強みだ!」と感じるかもしれませんが、英語を必要としない仕事だったら「だから何?」」となりますし、ネイティブの外国人ばかりの環境だったら「当たり前でしょ?」と一蹴されるし、日本語も英語も中国語も話せる人がいたらそちらの人の方が優位性があるので「へえ、英語話せるんだね」で終わってしまいます。
つまり、「英語が話せる」のは強みにはならず、単なる特徴です。
これを強みにするには、「もっと英語を話せるようになる!」というのも必要かもしれませんが、それよりも、「目的、環境を変えてみることで、強みにする」という方が良いと思います。
仕事で英語を使う目的ではなく、英語を教えることを目的にしてみて、さらに自分がサッカーを教えることができるならば、幼児向けにサッカーを通して英語に親しめるスクールみたいにすると、サッカーをガチで教えている教室とは別の市場となって、あら不思議、英語を話せる特徴が、強みになります。
なので、改めて、目的、環境、他社比較をしてみて、強みをつくっていくことが大事。
これは、期待値コントロールにも関わってきますが、ボクもそんなことを考えながらビジネスをしています。
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