「人生、順調ですか?」
そう聞かれて、「順調です!」と言う人もいれば、「いや、なかなか厳しいです。」と言う人もいますし、「順調です!と言っても傍から見たら厳しい人もいると、「厳しいです。」と言う人を傍から見たら「え?順調そうに見えるけど」ということはよくあります。
要は、順調かどうかというのは、自分が決めるものです。
その「順調かどうか?」を判断する基準としては、自分に問題があるか否か、その問題とは自分の理想とのギャップに起こっていることですよね。
順調ではない人は、「いや~、こんな問題、あんな問題、いろいろ山積みなんだよな」という人がが多いのではないでしょうか?
確かに、生きていればいろんな問題があります。
どうにもならない大きな問題から、口内炎ができて食事をするたびにちょっとブルーというような傍から見たら小さな問題までさまざま。
仕事でも、うまくいくこと、いかないことが毎日のようにあるわけです。
そんな感じで、問題が多くて、思い通りにいかないことばかりだと「順調ではない」のかもしれません。
問題が無い(無さそうに見える)人生をうらやむ気持ちもよくわかります。
しかし、問題があると、本当に順調ではないのでしょうか?
冒頭に書いたように、「順調です!と言っても傍から見たら厳しい人もいるわけで、そういう人は、問題があるように見えても、本人にとっては「順調」なのはなぜなのでしょう?
問題があると、その問題を解決しようと何かしら工夫をします。
その過程で、新しい気付きがあったり、自分の思考の奥行きが形成されたり、自分の固定概念が崩れて新しい思考に書き換わったり、より大きな問題が起きても焦らず、慌てず向き合えるような”順調”のベースが整うかもしれません。
車を運転していて、目の前の信号すべてが青信号のときのように、何も妨げるものなく前に進めるような状態は”順調”で気持ち良いです。
しかし、逆にそんなのつまらないですし、そんなうまくいくことありません。
日々生きていれば、大なり小なり何かしらの問題があります。
そして、その問題があることで、自分がより強固な順調がつくられるわけです。
そう考えると、今問題があろうがなかろうが、今、自分自身が問題に立ち向かって、その過程でいろいろな経験や思考を巡らせていることは、メチャクチャ”順調”だということです。
問題があるからこそ、”順調”だということですね。
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