40代も後半に入り、この先の人生を考えることも増えました。
これは、ボクだけではなく、多くのオジサンたちにも同じような傾向があるのではないでしょうか?
そんなことを考えながら、本屋にフラッと立ち寄ると人生後半の戦略書という本が目に入りました。
「・・・人生後半の戦略書??ボクみたいなオジサンのボリュームが多いから、こうしたタイトルで目を引かせるようにしていて上手だなぁ」と思いつつ、”人生後半”という自分がこれから迎えるフェーズと、自分が賢くなるようなイメージを持てる”戦略”という甘いフレーズに魅かれて手にしました。
まあ、この本、ザックリ言うと、
30代後半から50代前半には能力が衰えてキャリアが落ち込む。それは、脳の”前頭前皮質(ワーキングメモリーや実行機能などの中枢機関)の働きが落ち込むから。かと言って「うわー」と落ち込む必要はなく、過去に学んだ知識の蓄えを活用する”結晶性知能”という能力を活用したキャリアを再設計すればいいよ、と。
そのためには、生活の均衡を崩してみて、新しいものへ挑戦してみることが必要。そのきっかけで手軽にできることは、健康と幸福を実現するのに効果的な”散歩”。
ダライラマの言葉に「自分は、(地球上の)70億人のひとり」というものがあるが、要は狭く低い視野から捉えることをやめて、何もかも大したことじゃなくて、細部にとらわれて真実を見失わないようにしようぜ!、というものです。
なるほど、ボク自身は大したキャリアではない(というか、キャリアと呼べるものがない)ではないですが、これからは過去に学んだ知識の蓄えを活用する”結晶性知能”を意識して、それが活用できるようなキャリアを再設計できると、人生がおもしろくなるというわけですね。
この本を読んで、知り合いの建築関係の会社の社長のAさんとマリオットホテルでお茶をしていたときに聞いた話を思い出しました。
Aさんは、マリオットのアンバサダー会員(というのがあるらしい)で、会員ステータスを保つためにホテル住まいをしているらしく、その会員ステータスだと、ホテル内のラウンジや食事はほぼ無料で、会員しか使えない場所もあるので混雑時に並ぶ必要もなく、ボクから見ると、メチャクチャ優雅な生活をされています。
これを「ホテル修行」と言うらしく、ボクには理解できない世界ですが。。。
けれど、Aさんは「こんな生活は3日で飽きるから、最近だと〇〇という資格の勉強のために若者に混ざって勉強したり、その若者にタイミー(Timee)というのを教えてもらったので、そこでアルバイトもしているんです。」というのです。
そして「そうした様々な世界、様々な人との出会いが、これからの自分の人生をより充実させると考えているんです。今のボクの地位やキャリアを守ろうとしても、何もおもしろいことなんてないし、逆に今までの苦労や努力にしがみつくと、つまらない頑固ジジイになってしまうと思うんですよね。だから、自分の知らない世界にを体験しているんです。」と仰っていました。
なるほど、毎日、毎週、目の前のことにいっぱいいっぱいの自分には、想像もできない考え方や生き方もあるんだなぁと思いました。
この本とAさんの生き方が重なり合って、自分自信、今までのキャリアを活かしつつ、そのキャリアから離れたことに飛び込みつつ、常に自分の活用できる領域を日々探してチャレンジするような生き方で、人生後半の戦略を模索していこうと思った次第、なんかフワフワしていますが、、そんなところです。
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