ヨメが、時折こんなことを言います。
「〇〇に行きたい!」
「△△が食べたい!」
そうしたご要望はできるだけキャッチアップして実現し、ポイントを稼ぐのがボクの役割。
なので「じゃあ、いついつに行こうか?」と返すと、ヨメはこう言います。
ヨメ「行きたいけど、ワンコたちどうするの?」
ボク「連れていけるようなところにすればいいんじゃない?」
ヨメ「車の乗せると酔うかもしれないし、落ち着いて乗っていられないかもよ。」
ボク「まあ、そのときはそのときで考えればいいし、近場でちょっとずつ練習してから行けばいいんじゃない?」
ヨメ「でも、良いところあるかなぁ」
ボク「それを探してみればいいんじゃない?」
ヨメ「でも、やっぱ混んでるしな。ああ、行きたいなぁ。」
ボク「・・・。」
という感じです。
結局、行きたいのか、行きたくないのか、よくわからず、一旦終息させるわけです。
ボクとしては「ヨメが行きたい」と言っている以上、カタチは変えど、ステップを踏んで、何とか実現するための方法を考えて、「こんなのどう?」と提案するも、その頃にはヨメのテンションも下がっていて「まあ、忙しいから、また考えるわ。」と言って、スマホに目をやります。
ヨメ特有(と言うと怒られるかもしれませんが。。)の思考様式なのでしょうか、なかなか難しいものです。
自分で言っておいて、自分でできない理由を次から次へと挙げて、勝手に「できない、やらない」の方向性で回収して、自分で勝手に諦めて、冷めてしまうんですね。
例えば、営業の方でも「これ、どうですか?」と売込みをして「買ってもらいたい!」と思っているにも関わらず、こちらが何か言う前に「でも、高いし、タイミングとかもあるので無理ですよね?」と自分で自分の売れる可能性を潰してしまうようなもの。
先日もいきなり「ウォーターサーバーがあったらいいのに!」と言いだしたので、ボクが「いやいや、前に使って邪魔だったし、固定費が結構かかるから、ちょっと考えよう。」と言うと、それを聞いていた息子がボソッと「言いたいだけだよ。本気じゃないから、大丈夫。」とつぶやいていました。
なるほど、ヨメの「行きたい!」「やりたい!」「食べたい!」は本気ではなく、瞬間にそう思っただけでその場だけ盛り上がれば良いだけの話で、それをボクが仕分けできるようになる必要があるわけですね。
それにしても、それを悟っている息子は、ずいぶん成長したものだなぁと嬉しく思いました。
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