昨日のブログで「効率的な方法」と書いていて、ふと思いました。
部下やスタッフに「業務は効率的にやろうね。」と伝えても、人それぞれの「効率的」の定義が異なっていると、おかしなことになるなと思ったわけです。
では「効率的」とは、何なのでしょう?
効率的とは、いろいろな定義がありますが、個人的には「同じコストで、正しく大きな成果を得ること」だと思っています。
けど、人によっては「効率的とは、手っ取り早くさっさと終わらせること」と考えている人もいます。
例えば、「明日までにパワポで資料をつくってきて。」とお願いしたとしましょう。
Aくんは、手っ取り早く終わらせたいので、流行りのAIを使って作成しました。
Bくんは、先輩にやり方を聞いて、作成しました。
Cくんは、自分で考えて、自分で調べて、自分なりに作成をしました。
誰が一番”効率的”でしょう?
手っ取り早く終わらせることが効率的ならば、Aくんでしょう。
算数の宿題で言うならば、答を写すだけですからメチャクチャ効率的です。
効率的に資料の作り方のポイントを理解するならば、Bくんでしょう。
算数の問題の解き方を先生に教わって、自分でやってみるわけですから、Aくんと比べて時間はかかりますが、作成するポイントを理解するという意味では効率的です。
資料をつくるためのプロセス、必要なことを理解して血肉にして、自己成長の幅が大きい可能性が高いのはCくんです。
自分なりのやり方や進め方をすることで、それに対してのフィードバックがもらえて、次につながりますから、時間はかかりますが、基礎体力が鍛えられるという意味では効率的です。
要は、誰が良くて、誰が悪いかということではなく、何を目的にしているのかで効率的というのは変わるということです。
「業務を効率的にやろうね」と言っても、人それぞれなので、キチンと「同じコストで、正しく大きな成果を得ることであり、その成果はこれだよ。」と説明をすることが重要だと気が付きました。
ん??これ言い換えると、「効率的より効果的であれ」ということですね。
【kindle Unlimitedで無料!】
マーケティングの取扱説明書。