「何かを終わらせたければ、最も忙しい人に頼む。」
この言葉を聞いたことがありますか?
「え?なんで?忙しい人ではなく、時間がある人の方がいいでしょ?」と思うかもしれませんが、そうではなく、何かをお願いするときは、忙しい人に頼むのが一番良いんです。
例えば、ボクの会社でのこと。
ボクの会社のスタッフのみなさまは、主婦の方が多いです。
みなさん、仕事以外に子育てや家事で大忙し。
お子さんの急な発熱への対応や、学校行事への参加、家事がたんまりあるわけですから、ボクなんかよりも数倍忙しいと思います。
なので、みなさま、限られた中でものすごく効率的に仕事を行い、賢く時間をつかうことが当たり前になっているんです。
一方で、親会社に同じような業務をお願いすると、同じような業務にも関わらず、数倍の時間がかかることがありました。
能力が低いとか、他の仕事があるからというわけではなく、ただ単に時間がたくさんあるので、たくさんある時間を目一杯使って仕事をするような風潮があります。
時間に余裕があるがゆえに、しなくても良い気分転換をしたり、余計なことをしたり、無意味に求められていること以上のことに時間をかけてしてしまうんですね。
いわゆるパーキンソンの法則です。
親会社をディスりたいわけではなく、人間は何とかしないといけない状況だと工夫するもので、工夫をするから効率的、生産性が高まるわけです。
忙しい人は、それが当たり前のことであり、常に効率的なことを考える思考になっているわけで、ヌクヌクの環境ではそういう思考や行動が磨かれることはないでしょう。
「何かをサッサと終わらせたければ、最も忙しい人に頼む。」
そして、自分も忙しい人(常に効率的に考えて、工夫する人)でありたいものです。
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