会社で働いていると、「ああ、なんであいつが先に出世するんだ」みたいに、「自分は正当に評価されていない!」と感じることもあります。
その昔、ボクも同じようなことを感じて「ああ、やってらんね~」と思ったこともありました。
ボクよりも先に昇進した同僚を見て、「なんでアイツが??オレの方が成績もいいし。上層部は、一体どこを見ているんだ。」と当時の上司に文句を言ったり、、、アホですね。
それは、自分の大きな勘違いで、自分にも原因があるかもしれないというお話。
あるとき、自分が上司になって、部下に仕事をお願いするときに思いました。
部下には、それぞれ得意不得意、個性があります。
誰が良くて、誰が悪いということではなく、自分で何とかしてしまうタイプ、途中報告がなくて心配になるタイプ、一人では進められないタイプ、周りの人を上手に巻き込むタイプなどなど。
それらの個性を理解した上で、仕事の特性を考えて、お願いする人をを決めます。
ということは、逆に考えると、自分が仕事を頼まれるとき「相手が自分のことをどう思っているか?」が重要な要素になりますし、人間ですから、当然好き嫌いもあります。
依頼する側としたら、わざわざ自分が相手に持つ評価やイメージの悪い人に仕事をお願いすることはありません。
だから、頼まれる仕事は、相手の評価よって仕事の内容が変わります。
重要でチャレンジングな仕事は信頼できる人に頼み、とりあえずの作業はちょっと不安や心配がある人にお願いするわけで、「こいつは使えるヤツ」だと思ってもらわなくては仕事を任せてもらえることはありません。
人は、見ているようで見ていないし、見ていないようで見ています。
その相手の評価やイメージというのは、仕事の実績はもちろん、日々の言動で決まります。
日々の言動が相手にとってよろしくないものであれば、質の低い仕事しか任されず、成長スピードも遅くなり、成果も小さいものになります。
その結果、評価も上がりにくく、会社でのポジションが悪くなり、出世もできない、という構図になってしまうのかもしれません。
ここで「いやいや、上司に見る目が無いんでしょ」と思うかもしれません。
もちろん、その可能性もあります。
ただ、一方で自分が過去に積み重ねてきた言動、仕事の質から生まれた結果という可能性も大いにあるよってことです。
なので、相手に文句を言う前に、自分を見直すことが大切です。
ボク個人的には、出世とか肩書とはどうでもよくなってしまいましたが、日々の言動や仕事の質は常に意識をしておこうと思います。
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