その昔、自宅のボクの部屋はメチャクチャ散らかっていました。
とにかく「うわぁ、片付けるのが面倒くさい」と思っていて、テスト前に机の前に座ったときに、机の上がゴチャゴチャ過ぎてノートも開けず仕方なく片付けてみると、出し忘れていた提出物が出てきて「やべ!やってない、、、」とか、読みかけのマンガが出てきてつい読み始めてしまったりと、結局勉強するまでに至らず、成績が悪いというアホな人間でした(今もそう変わらない)。
そんなイタイ想いをした過去があるので、今では(自分の服や靴下が放置されていても気にならないけど)子供たちの部屋が散らかっていることが気になるし、リビングや廊下にモノが散乱していていると片付けるようになりました。
けど、ボクが長期間家を空けて帰ってくると、また同じようにリビングや廊下にモノが散乱しているんですね。
これを見て、「割れ窓理論」、別名ボクは「チャリカゴ現象」を思い出しました。
あなたもご存知かもしれませんが『割れ窓理論』とは、小さな不正を徹底的に正すことで、大きな不正を防ぐことができるよという理論です。
この理論を活用したニューヨークの治安対策は有名で、地下鉄の落書きをひとつひとつ消してキレイな環境にしたら、地下鉄内の犯罪が減り、ニューヨーク全体の凶悪犯罪も減ったというものです。
割れた窓を放置しておくと他の窓も割られやすくなるし、ゴミだらけの場所はゴミが捨てられやすくなるように、放置されているチャリンコのカゴにペットボトルや空き缶がひとつ置かれていると、次から次へと他の人もポイっとそこに置いて、しまいにはコンビニで食べた弁当容器やわけのわからないゴミもそこに捨てられるようになりますよね。
逆に、ゴミひとつ落ちていないところだと、汚すことに気が引けるな~という心理が働きます。
つまりは、悪い芽を早い段階で摘んで、整った環境を常に保っておけば、乱れにはつながりにくいということです。
なので、「ほんのちょっとだから、今はいいや」ではなく、「ほんのちょっとだけど、今片付けよう」とする姿勢の積み重ねが、後々の自分や状況をラクにしてくれます。
日々のほんのちょっとの片付けを習慣化したいものです。
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