新入社員に、一番大きな影響を与えるのは誰でしょう?
社長でしょうか?
部長でしょうか?
人事担当でしょうか?
個人的には、一緒の職場で仕事をする先輩や直属の上司ですよね。
社会に出たばかりの右も左も分からない新人にとっては、一緒に仕事をする環境で初めて接する先輩や上司の言動の影響はものすごく大きい。
その言動一つひとつが、その新人の仕事観なるものをつくっていきます。
ということはですよ、職場の先輩や上司には、ものすごく重要な役割があるわけです。
例えば「今日中に書類出して。」と頼まれたときにササっと出して、フィードバックをもらって、5時までに仕上げていたら、新人は「ああ、社会人のいう今日中というのは、帰るまでではなく、夕方5時までなんだな」と理解し、「それが当たり前なんだな」と学ぶでしょう。
逆に、「今日中に頼むね。」と言われて、定時を過ぎても出さずに、上司から「まだ?」とせっつかれていたら、見ている新人は「ああ、ちょっとくらいは待ってもらえるものなんだな」と思ってしまうかもしれません。
他にも、朝の挨拶であったり、整理整頓であったり、段取りの仕方であったり、一つひとつの仕事の進め方がその職場の雰囲気や文化をつくっていて、それが新人の仕事観を形成しているというわけですね。
そう考えると、職場の雰囲気や文化はものすごく大事ですし、もっと言うと、新人が初めて出会う先輩や上司の一つひとつの言動や立ち居振る舞いが、新人の仕事の価値観にものすごく大きな影響を与えています。
さて、あなたの言動や判断基準は、新人に胸を張って伝えれるレベルに達していますか?
新人が来るこの時期は、自分自身の当たり前を見直すタイミングでもあるということですね。
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