
「企画部に入りたいです!」
「企画職になりたいです!」
と言う人に出会うことがあります。
いつもは「ああ、企画ね、なんかカッコいいもんね」と流していましたが、ふと「はて、ビジネスにおいての企画とはなんだろう?」と考えてしまいました。
会社で「企画部」というと、商品企画であったり、サービス企画であったり、経営企画であったり、さまざまな「企画」があります。
そういう中で「企画部が希望です!」と言う人が抱いているのボクの勝手なイメージは、「何か新しいものを考える」「新しいことを生み出す」みたいに考えていて、「斬新なことや注目されるようなことをやりたい!」という意欲を持っている感じです。
ただ、そういう「企画」の考え方を持っている人は、恐らく「企画」はできません。
ボクは、
・何かを良くするための考え方であり、
・それを実現するための方法を明らかにして、
・その方法を実施する
これが、「企画」だと思っています。
なので、逆に言うと、何かをよくするための問題を明らかにしなければ、企画なんてできないということです。
にも関わらず、「自分、これはおもしろいと思うから、これをするために企画がやりたい!」では、なかなかうまくいくことはないでしょう。
なぜなら、問題が明確でないし、誰の何を解決するものなのかよくわからないし、おカネや人員はどうやって確保して、どれくらいの期間で実施して、どのような結果をもたらすのかがわからず、ただのノリだけで進めようとするので、仕事にはなりません。
企画という甘くてやさしい言葉を、自分の都合の良いイメージに置き換えて「その仕事をやりたい!」というのは良いですが、現実はそんなにカンタンではないことを知っておくといいかもしれません。
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