人生においても、仕事においても、継続が大切です。
もう当たり前の話ですし、誰もが知っていることですが、ボクの周りだけなのか、ボクができていないからそれが気になるからかはわかりませんが、思いのほか継続できない人が多いように思います。(ボクもそうですが)
例えば、業務で上司から「毎日、この数字をチェックして、データとしてまとめておこうね。」と指示されたとしましょう。
Aくんは、「よし、毎日チェックしなきゃ!」と意気込んで、翌日、翌々日とチェックをしていましたが、一週間したときに、忙しくなってきて、ついチェックを忘れてしまったんです。
しかし、チェックを忘れても、特段今の仕事に支障はなく、上司から怒られるわけでもなく、「あれ?毎日チェックしないで、まとめてデータを入力すればいいんじゃね?毎日やるのは面倒くさいし、その方が効率的だし。」と思ったわけです。
で、翌日からAくんはチェックもデータをまとめることもせず、1ヵ月したらまとめてチェックしようとしていたことすら忘れていたところに上司から「あのデータ、すぐちょうだい。毎日やっているから、すぐ出るでしょ?」と言われて、アワアワしてしまったんです。
毎日1分もかからないことですが、先延ばしにすると、それはそれでまとまった時間が必要になるし、特別なことがあったことすら忘れてしまっていて、データの精度も下がり、仕事としての完成度も低くなります。
そうなると、「ああ、Aくんには任せられないな」となってしまい、その後の仕事にも影響が出てしまうわけです。
一方のBくんは、「よし、毎日チェックしなきゃ!」と、自分のタスク表に入れ込んで、毎日コツコツとチェックをしていました。
毎日チェックしていると、数字の変化やその数字の構成要素が気になってきて、その周辺のデータや事象まで気になってしまい、自分なりのメモを残しておきました。
そして、Aくんと同じように上司から「あのデータ、すぐちょうだい。毎日やっているから、すぐ出るでしょ?」と言われて、ササっと出して、さらにそのデータから気が付いたことも添えたところ、「おお、そういう見方もあるんだな」と感謝されたそうです。
AくんもBくんも、同じ仕事を任せられました。
「データを毎日チェックをして、記載をする」といういたってシンプルな業務です。
それを毎日続けられるか、続けようと思えば誰でもできるものですが、実は毎日の継続できるか否かには、大きな差があるんですね。
誰でもできることをキチンと継続できることは、それだけで強みになります。
ひとつひとつの仕事をていねいに継続する、まずはそこからキッチリやってみると良いのかもしれません。
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