
仕事がはやい人は、何をしているのでしょう?
結論から言うと、「やらないことを決めている」と思います。
仕事がはやいのには、2種類あります。
ひとつは、作業がはやい人。
例えば、「この資料をまとめておいて」と依頼と、Excelの関数やら、ピボットテーブルやら、いろいろなテクニックを駆使して、ものの数分でつくってくれたら、「この人、仕事、はやっ!」と思います。
これは、言い換えると、その依頼事項と相手の求めていることを理解し、アウトプットをイメージして、そのプロセスに対して自分のスキルやノウハウを総動員して、最短の時間で仕上げることができるわけで、作業にかかる時間が速いわけです。
もうひとつは、仕事がはやい人。
これは、同じように「この資料をまとめておいて」と依頼すると、「ああ、これですね!やっておきました!」とその場で提出されたらどうでしょう?
「おおお、仕事がはやっ!」と思いますよね。
これは、仕事の全体を理解していて、その中で「この先、こういう方向で進むから、こういうことをやっておいた方がいいし、手を打っておかないとリスクが大きくなるな」という俯瞰的に見て、先回りをして「こういう資料が必要になるな」と考えて、用意しておくことができちゃうわけです。
これは、仕事を早い段階で準備をしておくというもので、作業が速いのではなく、前もって用意しておく、言い換えると”フライング上手”ということです。
でも、そのフライング仕事は、結果的に必要にならないかもしれないし、そんな不確実な仕事に時間をかけるなら、ゲームしたり、動画を観たりした方が楽ちんだし、楽しいし、そっちの方がいいよね~とボクのように考える人の方が多いように思います。
なので、フライング上手ということは、フライングをするための時間を投資できる人で、その時間を確保するために第四領域のことをやらないと決めて、第二領域のフライング時間を確保している人というわけです。
仕事が速いと早い、両方できる人になりたいものです。
【kindle Unlimitedで無料!】
マーケティングの取扱説明書。