この時期になると、新しい環境に身を投じる方がたくさんいらっしゃると思います。
会社だと、異動がありますし。
ボクも、去年の今頃にいきなり諸事情でベンチャー企業に出向をすることになりました。
「マジか~」とも思いましたが、この一年でめちゃくちゃおもしろい人に出会ったし、ワクワクするような仕事をさせていただけたし、自分自身の思考の幅が広がって毎日が楽しくて仕方ない状態になりました。
「いや~、ホントありがたいわ~」と感じる日々です。
一方で、同じように出向をしても、その環境や新しい領域の仕事に馴染むことができず、パフォーマンスを発揮できない人もいます。
それは、その人が悪いわけでも、能力やスキルが不足しているわけではなく、実は新しい環境への適応方法を知らないからなのかなぁと思った次第で。
その適応方法とは、どんなものなのか?
ボク自身、多くはありませんが、新しい環境で働いたり、新しい事業に身を投じたことがある中で、自分なりの〈新しい環境で仕事を上手くする方法〉があります。
これ、いたってシンプルな方法で、
感謝とリスペクトをもって、まず環境を知ってから、自分が貢献できることを発揮する。
というもの。
これ、ボクがいつも意識をしていることです。
新しい環境では、先にそこにいる人がいるわけで、その人がその環境をつくってきたのですから、そこに感謝とリスペクトを持つのが大前提。
次に、その環境や構造、先にいる人の思考や判断軸を理解する。
そのために、たくさん質問して、わからないことはドンドン聞く。
そして理解ができたら、共通の目標に向かって、自分が貢献できることを探して、パフォーマンスを高める。
こういう順序で仕事をすることが良いのかなぁと思う次第です。
逆に、新しい環境に対して、感謝もリスペクトもなく、環境を知ろうともせずに、自分の存在感を発揮しようとしたら、どうでしょう?
大鉈を降って大改革をするなら必要かもしれませんが、その新しい環境で、その環境をより良くしようとするならば、上から目線、自分の存在感を出すためにマウントを取るような言動をしたら、そりゃ上手くいくハズもありません。
でも、つい親会社から子会社へ出向、偉い立場で新しい環境に入るときみたいな場合は、これを忘れて「自分の方が偉いんだから」みたいな態度になってしまうケースもよく見ます。
これは、新しい環境に入る時に限らず、コミュニケーションでの基本ですね。
相手を理解してから、自分ができることで貢献する。
改めて、意識をしようと思います。
【kindle Unlimitedで無料!】
マーケティングの取扱説明書。