昔の栄光というのは、とても輝いて見えるもの。
会社の年配の方や先輩とお話する機会に、気が付いたことがあります。
それは、同じ年でも、過去を語る人と、未来を語る人の2種類があるということです。
武勇伝、昔話は気持ちが良い。
年齢50歳を超えたくらいのオジサン。
って、言ってもボクも近い歳ですが。。。
この年代のサラリーマンの若い頃は、会社がブラックとか、パワハラなんて言葉はなく、上司やお客さまに言われたことは絶対の時代。
「夜通し飲んで、翌朝5時から仕事をした。」とか、「上司にいつも気合いを入れてもらっていた」とか。
そういった昭和の匂い満載の話で盛り上がります。
そして、「あの頃は、すごい時代だったし、良い時代だったよな~」と浸るわけです。
未来の話をキラキラした目で語る。
もう一方の60歳近いオジサン。
その方は、仕事もできて、周りからの信頼も厚い方。
その方のお話は、現在進行形と未来のことばかり。
昔話や過去の武勇伝は一切出てこないんです。
「どういった未来を創ろうか、いつも考えているんだよね、例えば、、、」とか、
「そこに向かって何をしていて、こんな課題があって、その課題解決がおもしろいんだよね」とか、
「何か最近おもしろかったことない?」とか、キラキラした目で話すんです。
どこを見るかで輝きは変わる。
これ、どちらが良い悪いでは無いんです。
昔話や武勇伝で盛り上がることは、とても楽しいものです。
ただ、そのときの価値観にすがっていると、時代は変化しているが故にうまくいかないこともたくさんありますし、今と未来を見ないと人生おもしろくならないかもしれません。
昔のモノサシで測って「最近の若いやつは、これだけ大変なこともやったことがないからダメなんだ」とか、「あいつは、昔に比べたら全然ラクだから、まだまだ頑張れるのに。」と言うのは自由ですが、恐らく良い結果にはならないでしょう。
ボクも体育会系の営業育ちで、絶対王政的な世界も経験しているので、そうした価値観は理解できますし、そうした経験をした人の方が土壇場に強く、やり抜く力があるとも思います。
一方で、後者の人のように、今と未来を見て、そこを切り開いていくことにおもしろさを見出している生き方はとても魅力的なオーラを発するし、見ていてこちらも熱量が上がる感覚を持つことができるので、ボク自身もそうありたいと思ったわけです。
さて、自分も未来を見て、仕事にも人生にも取り組んでいこうと思います。
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