気が利く人、利かない人。
できれば、気が利く人になりたもの。
その昔、ボクが営業で新人の頃、上司から仕事をお願いされて、アプトプットを出したときに、こんなことを言われたことがありました。
「おまえ、気が利かないなあ。」と。
忘年会で「ワイン、持ってきて」と頼まれて、ちょっとだけ気を利かせたつもりで、赤ワインと白ワインの両方のボトルを持っていったんです。
ワインを頼まれたら、ワインボトルだけではなく、グラスも、オープナーも必要ですよね。
そのワインに合うちょっとしたチーズなんかも添えたら、喜んでもらえます。
しかし、当時はそこまで気が回らず怒られて、こう思いました。
「あなたの伝え方が悪いからでしょ?」
ああ、ビバ他責思考。
自分には、その状況や背景を読み解く努力もせず、それ以上のことを提供しようとする気もない。
言われたことを言われた通りにやっていても間違いではありませんが、現実的には世の中にはそれ以上を提供する人もいるんです。
そして、頼まれた言葉の行間や状況を見て、相手の期待以上のことを提供している人の方が、評価されるのは当たり前の話です。
なので、仕事をお願いされたら、その行間や背景を読み解き、気を利かせるように努力するようにしています。
そうは言っても、そうしたことは一朝一夕でできるものでもありません。
もし、その時の自分の思考のそのまま「いやいや、あなたの伝え方が悪いんでしょ。」と他責思考のまま年月を重ねていたら、どうなっていたのでしょう。。
きっと誰からも仕事をお願いされなくなってしまったかもしれません。
なので、そうやって怒ってくださった上司様にとても感謝しています。
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