「毎日本気で生きていますか?」
こう聞かれて、ギクッとするのはボクだけでしょうか?
自分自身、「本気かな?」と振り返ってみると、う~ん、ハッキリと「本気です!」とは答えられない自信(?)があります。
そもそも本気って何なんでしょうね。
ボクの中では、「目標達成のために、今できることに全力で取り組む」といったイメージです。
例えば、マラソンで「ちょっと苦しくなったから歩いちゃおう」というのは本気ではありません。
仕事で「やったことが無いし、失敗するのが怖いから適当にごまかそう」というのも本気でありません。
その昔、ボクは柔道をしていたときによく恩師に言われました。
「お前、本気でやっているのか!!」と。
稽古がキツくて、手を抜いていたり、やったふりしてサボっていると、すぐに恩師にバレます。
自分では上手いこと「本気でやっている風」に繕っているつもりでも、恩師の目から見れば一発で見抜かれます。
それは、引き手が甘い、釣り手の手首の使い方が弱いなど、見る人が見ればすぐにわかってしまうんですね。
そうなると、さらに稽古で追い込まれるわけなので、必死になるわけです。
一方で、大人になってからの仕事というのは、ゴマカシがききます。
仕事を多少サボっていても、ある程度はゴマカせてしまいます。
サボったことが原因でパフォーマンスが下がっても、口が達者な人、論点をずらす人、話をごまかす人は、外的要因を巧みに使い、”本気でやっているけど”というのが得意です。
そういった多くの人は、とりあえずその場で上手い言い訳をすることに一生懸命で、”自分が本気になっていないこと”は横に置いておきます。
そりゃそうですよね。
「自分は、仕事の効率が悪くて時間も作れず、そのくせテレビや動画ばかりを見ていて、何も自分で勉強をしないで、とりあえず今の自分でできることだけ上手いことやって、うまくいかない理由はそれっぽいことを取り立てて、とりあえずこのやり過ごそうと思っています。」なんて言えるわけもありませんから。
ある意味、言い訳には”本気”なのでしょうが。
ボクもそういうタイプだったので、そういった人の発表や話を聞いていて、その”言い訳”の精度レベルがよくわかります。
しかし、毎日一生懸命に本気を出さないようにゴマカしてばかりいると、いつしか本当に本気が出せなくなります。
本気で取り組めば長い目で見て確実に成長しますが、本気を出さないように毎日頑張っていても、確実に逓減する人生になることは誰にでもわかります。
誤魔化してばかりで、本気が出せない大人になってしまうほど怖いことはありません。
本気を出さないことに本気にならず、本気を出すようにしたいものですね。
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