社会での自分の影響力はミジンコほどの小さいものです。
が、ある場所では少しだけ大きいものでもあります。
例えば、会社の中での自分。
年齢的にも、立場的にも、自分が意識するしないに関係なく、周りに多少なりとも影響を与えてしまいます。
だからこそ、自分の立ち居振る舞い、特に感情のコントロールはものすごく大事だと思っています。
その昔、ボクが入社した頃の会社には、機嫌によって判断軸が変わる上司がいました。
ボクは営業部の配属だったんですが、そこにいた上司で、機嫌が良いと案件でも「どんどん挑戦してこい!」と承認してくれて、機嫌が悪いと「こんなのダメだ!大体お前は、いつもダメだ!そもそもな・・・・」となぜか怒り出す人がいました。
もちろん、こういう上司から学ぶこともたくさんあります。
例えば、そうした上司の懐に飛び込む術や、機嫌取りの方法やタイミングの見計らい方、根回しの大切さなど、それが営業術に役立つこともたくさんあるんですね。
ただ、一方で、「ああ、こういう人にはなりたくない。」と感じたものでした。
上司だって、人間です。
上司の上司からぶつくさ言われて機嫌が良いこともあれば、家庭で奥さんから怒られて虫の居所が悪いことだってあります。
そんなときに部下がわけのわからない相談や案件を持ってきたら、相手を見ないで話を聞こうとしたり、つい当たってしまいたく気持ちもわからなくはないです。
しかし、自分がイライラしている理由と部下が持ってきた相談や案件は、まったく関係がありません。
それを無理やり関連付けて、八つ当たりしたり、不機嫌さを爆発させるのはちょっといただけないですよね。
なので、ボクの在りたい自分リストには「いつでも上機嫌」と記しています。
そんなこともあってか、年齢のせいなのか、最近はだいぶ意識的にコントロールできるようになりました。(まだまだだけど)
機嫌が悪かろうが何だろうが、何かあっても常に「ああ、自分を鍛えてくれる機会だ、ありがたい」だったり、「何それ?めちゃくちゃおもしろいじゃん(どうしたらおもしろくなるだろう?)」と考えることで、大抵のことは上手いこと消火できるもの。
不機嫌さ全開で、セルフコントロールができないオジサンは、イケていないですからね。。
不機嫌になったところで、何の得もありません。
逆に、上機嫌でいれば、周りも楽しくなり、何かあっても前向きに建設的に取り組める姿勢になるし、小さな社会貢献にもなると思っています。
ということで、いつでも機嫌でいられるように日々修行中です。
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