今に始まったことではありませんが、世の中にはいろんなツールが次から次へと出てきます。
競合サイトを調べたり、モールに出品している商品の情報を丸裸にしたり、メチャクチャ便利なものがたくさんあります。
テクノロジーの進歩で、競合サイトや自社サイトの強み、弱みがカンタンに可視化されます。
丸裸の時代ですね。
ボクが今主に関わっている世界最大級のプラットフォームでは、中国や米国のツールがわんさかあって、ECで戦うには欠かせない情報が手に取るようにわかってしまうようなものがたくさんあります。
しかも、利用料もものすごい安い。
いったいどうなっているのか、、、何でも丸見えです。
こうしたツールは、世界に目を向けて探せば、それこそ星の数ほどあります。
そして、そうしたツールをどんどん使って、戦いを有利に進める人もたくさんいます。
日本人と戦っていると気が付きにくいかもしれませんが、特に海外の人は、貪欲さというか、コミットの強さというか、ハングリー精神が根本的に違うなあと感じる次第で。
海外でハングリー精神が強い人は、ツールの使い方や機能なんて理解もそこそこに、とりあえず使ってみて、こんなことができる、あんなことができる、この部分だけ利用しよう、ここは使えないから他のツールを使おう、といった感じで使っています。
さらに、グレーゾーンにもどんどん突っ込んでいって、ダメならあの手この手で解決策を試して、上手くいったものをどんどん取り入れていくスタンスです。
一方で、日本で多いと感じるのは、お行儀が良いというか、ハングリー精神がないというか、とにかくすべて上手くいくイメージが持てないと先に進めない人が多いです。
ボクは、『始球式状態』と呼びますが、すべてをお膳立てして、さらに良い結果を演出してあげないとできないんですね。
そういう自分もそのタイプですが。。
さらに、そうしたツールを使って、いろいろなことがわかったところで満足してしまうケースも多い。
そもそも、ツールを使っても答えは見つけられません。
にも関わらず、「ツールさえ使えば、答えが見つかる」と思い込んでいるんですね。
確かに、確度の高い仮説は見つけやすくなるかもしれません。
しかし、実際は、そのツールでわかる表面的なことよりも、商品力であったり、信頼関係づくりであったり、オペレーションであったり、見えない部分があることを理解しなければいけません。
いろんなツールでいろんな情報は取れるようになっていますが、その情報だけで正解をつくることはできません。
完璧なツールを探すのではなくどんどん使ってみること、そこからわかることを紡いで自分たちの工夫で正解をつくること、それが大事ということです。
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