生きていれば、大きなものから小さなものまで、たくさんの問題が発生します。
ビジネスにおいても、当たり前ですが、いろいろな問題が発生するわけですし、問題は起こっていなくても、周りは常に変化しているので、「先回りをして問題をつぶしておかないと!」という問題に取り組む必要があります。
そうした問題に取り組むときは、よくこんな考え方を使っています。
それが、「鳥の目、虫の目、魚の目、こうもりの目」です。
鳥の目は、言わずもがな、「問題を俯瞰して見る」というもの。
山道も山頂から見たら、全体感がつかめて、最適なルートが見つけやすくなるのと一緒の考え方です。
虫の目は、「問題を細かく見る」というもの。
問題を分解して、どこに問題があって、なぜそれが問題で、どういう解決方法があるのかを考えます。
魚の目は、「問題を流れで見る」ですね。
問題が起こるということは何かしらの原因があり、その原因を過去に遡って、未来どうなっていくのかを考えてみる。
さらには、時代のトレンドや流れがあるので、そこをつかんで問題解決をする必要があるわけです。
そして最後は、こうもりの目。
これは、解決方法をひっくり返してみるということ。
問題があって、解決した状態を決めて、解決する方法を考えるわけですが、その「解決した状態」をひっくり返してみてみたらどうでしょう?
「そもそもその解決した状態って、本当に必要なの?」という目です。
個人的には、これがなかなかできていないと思っています。
それを矯正するために、このフリクションボールペンを使っているんです。
どういうことかというと、ボールペンのインクの前提は、消えてはいけないものです。
なので「こすると消えてしまうインク」は、致命的な問題です。
しかし、それをこうもりの目で見たらどうでしょう?
「ボールペンのインクは消えないもの」という前提から、「ボールペンのインクが消せたら便利」にしたら、あら不思議、フリクションボールペンのアイデアにたどり着くことができる可能性が出てきます。
こうもりの目は、自分の凝り固まった”前提”を壊し、新しい視点やアイデアを生み出すことにつながることがあるわけですね。
ということで、フリクションボールペンで文字を消すたびに「こうもりの目だわ~」といつも思うんです。
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