ビジネスに取り組むときに、構造化とプロセス化ができるとググっと力がつくと思っています。
なぜなら、構造化とプロセス化ができるようになると、観察力が上がり、見えているものを捉える解像度がグッと上がり、解像度が上がると、普通の人には見えないものが見えてくるようになり、そこから読み解けることが多くなり、いわゆる洞察力が上がるわけで、そうなると見えてくる世界が変わるからです。
例えば、「売上を上げたい!」という状況があったとしましょう。
まずは、構造化。
構造化とは、ボクの中の定義は、要素に分解することです。
いわゆる因数分解ですね。
数学は嫌いで苦手でしたけど、ここにきて因数分解のすごさを知りました。
で、今回のお題の「売上を上げる」を分解するとなると、顧客数と客単価に分けて考えるのが一般的です。
そこから、顧客数を新規とリピート、さらに年齢や性別、家族構成、その商品にまつわるレベル感、などなど様々な要素に分けられます。
また、客単価も、一度の購入する商品の数、一商品当たりの平均単価、購入回数、購入間隔、最初に購入される商品、セットで買われる商品などの要素に分解できます。
これを整理することで、はい、構造化の一丁上がりです。
次に、プロセス化です。
プロセス化とは、流れをつかみ、手順に分解することです。
ここでも因数分解的な考え方が出てきますね。
構造化した中で出てきた顧客数をどうやってつかむのか、そしてどのように購入につなげて、リピートしたくなるような仕組みをつくるのかをフェーズに分けて分解します。
どんな商品やサービスを用意して、どうやって集客して、購入してもらって、リピートして、ファンになってもらうのかを流れでつかみ、それぞれのフェーズでの課題やコストを明確にするわけです。
そうすると、誰にどうアプローチしたらいいのか、どこに課題があるのか、何に注力したらいいのかが見えてきて、「そもそも構造的に上手くいくハズがないじゃん」ということがわかったりするわけです。
ということで、構造化とプロセス化、これだけを意識するだけでも自分のビジネス力がグッとあがります。
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