観察力と洞察力。
言い換えると、目に見えることを捉えるチカラと、目に見えないことを読み解くチカラです。
ビジネス力を上げるには、その二つを鍛えることが大切です。
まずは、観察力。
多くの人がビジネスに関わる仕事をしています。
仕事でも普段の生活でも、日々いろいろなことが起こりますし、毎日小さい変化や大きな変化があるハズです。
それらの問題や事象を「どうやって見ているか?」で、その人のビジネス力、仕事力は大きく変わります。
例えば、ランチに行ったときに、その店の席数をパパっと数えて、メニューや周りが頼んでいる注文を見て、働いている人の数や料理の出てくる時間をつかんで、FLコストや回転率をつかんで、どれくらい儲かっているのかを数字で捉える人と、メニューを見て「ああ、美味しそうだなぁ。これにしよう。」と決めて、あとはテレビを見ているだけの人とでは、ビジネスのチカラに差が付くのは当たり前です。
さらに、前回きたときとのメニューの変化や人の入り具合などに気が付く人と気が付かない人では、おそらく普段の仕事でも違いがあるハズ。
なので、観察力をつけるためには、視野を広げ、視点を増やすことが大事ってことです。
もうひとつの洞察力。
これは、冒頭に書いたように、見えないことを読み解くチカラですね。
モノゴトは、見える部分と見えない部分があります。
見えない部分は、自分で見えるようにしなければなりません。
例えば、飲食店の話でいけば、「なんで、そのお店はいつも常連さんでにぎわっているんだろう」とか、「なぜ、注文してから出てくるまでの時間が早いんだろう」とか、他の店と比べての違いや、自分自身の違和感をもとに、「なんでだろう?」と考えてみるわけです。
そうすると、自分の知見や経験から、「こうかもしれない」「ああかもしれない」といった仮説が生まれて、見えている部分をつなぐ行間が見えてきて、その事象を読み解けます。
つまりは、観察したことでつかんだ数字や変化をもとに、自分なりの問いと仮説を立てて、実証していくことを繰り返していると、周りからは、あたかも瞬時に読み解いているスーパーマンに見えるわけです。
そうなると、ちょっとカッコいい。
観察力と洞察力、この二つを常に鍛えておくと、人生がオトクになりますね。
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