#888 仕事を依頼する側、される側。依頼先と気持良く仕事をする方法。
みなさん、こんにちは。
お尻の決まっている仕事をお願いしているサプライヤーや製作会社から、「すみません、納期が間に合わない。。」と言われたら、どうしますか?
そんな時、依頼者側は「おいおい、今さら言うなよ~。とにかくやってくれ。」と思いますよね。
よく揉めるパターンですが、依頼者側と営業時代の供給側の両面から見て、依頼者側として気をつけていることがあります。
正論だけでは解決しない。
納期が遅れる話をすると、多くの場合、依頼者からはこう言われます。
「最初にちゃんと約束しましたよね?穴があけば、こちらの信用が無くなるんだから、何とかして間に合わせてください。賠償問題ですよ。責任取れるんですか?」
契約書は交わしてないけど、口約束で確認をしているのだから、今さら泣き言を言われても困る。だから、とにかく無理やりにやらせるような交渉をする人は多いです。
仕事への責任感はもちろん、依頼者は会社内の立場もあるので、その気持ちはとてもよくわかります。
供給者側としては、いろいろな事情があるにせよ、結果的にご迷惑をおかけしているのですからこちらが悪いのですが、あまりに一方的に言われてしまうと、何とかしようという気が薄れることも事実です。
依頼者は、大上段に構えて、一時を正論でねじ伏せても、長い目で見るとうまくいっていないケースの方が多いです。
事実を確認して、折衷案を考える。
こういったケースで、依頼者側にも問題があることがよくあります。供給者側はそれを交渉材料に使うことも可能ですが、立場の弱さもあるので現実的にには何とかしなければなりません。
そんなとき、供給者として「何とかしてあげなきゃ」と思える依頼者は、どういう人でしょうか。
・現実と原因をしっかりと聞いてくれる人。
・こちらからの代替え案や対応策を聞いてくれる人。
・調整を試みてくれる人。
・代替案を飲めない理由をキチンと説明してくれる人。
・最大限の譲歩案を提示してくれる人。
つまりは、頭ごなしで一方的に「約束したんだから、何とかしろ!」ではなく、供給者の事情を理解しようとして、できるところは調整し、キチンと説明をしてくれる依頼者だと供給者としては「何とかしよう!何とかしてあげりよう!」と思います。(その前に供給者は、もっとしっかりやるべきですが。)
依頼者としてやるべき。
依頼者としては、1社に頼らず、普段から何社かのサプライヤーを探しておくこと、依頼する先をしっかりと選定することが大切です。
そのために、
・失敗してもいいリスクの小さい仕事を依頼して、そのサプライヤーのテイストや相性を確認しておく。
・依頼側の担当者以外の人(上司など)に会っておき、失敗したときのリカバリー力を測っておく。
・万が一のラインを引いておき、代替えできるようにしておく。
・一方的にやらせるのではなく、一緒につくっていく。
仕事でも何でも視野を広く持つことが大切ですね。
◆近況報告◆
今日は、フロア引っ越しに社内MTG。
1日1新:つくばエキスプレス。
今日も一日感謝です。