多くの人は、仕事で苦しいことや苦手なことを避けたいと考えます。
「そりゃそうだよ」と思うかもしれませんが、毎日、楽ちんな仕事ばかりだったら、どうでしょう?
想像してみてください。
考えなくても、手を抜いても、何をしても上手くいってしまう、スーパーマリオのスター状態だったら、どうなんでしょう。
一時的には、苦しいこともせず、つらいこともないので、楽しいかもしれません。
手強い敵のハンマーブロスやクッパも、歩いてぶつかるだけで簡単に倒せてしまう。
そんなゲーム、めちゃくちゃつまらなくないですか?
それと同じで、毎日の仕事が楽ちんだと、ものすごくつまらなくないですか?
日々、考えないといけない課題、突然のピンチ、
「なんで、こうなるんだよ~」ということがあるからこそ、上手くいったときの喜びや嬉しさも大きくなるというものです。
マラソンと同じかもしれないですね。
走っているときは、「なんで自分はこんなに苦しいことをしているのだろう??」って考えますが、走り終わったときの爽快感、そしてその後のビールといったら最高です。
それも、マラソンというある種の苦しみがあったから感じられたわけですよね。
これが、ダラダラと何もしないで飲むビールとは全く違います。
つまるところ、苦しさやつらさは、実は喜びや楽しさをより大きく味わうことを可能にしてくれる大切な要素というもの。
人生は喜怒哀楽のラクだけ求めてもおもしろくないわけで、喜怒哀楽の合計が大きければ大きいほど充実したものになるのかもしれません。
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