「自分は、仕事で成果が出せない」と、部下Aくんが悩んでいました。
そんなとき、ものすごく冷たい言い方に聞こえるかもしれませんが、こう言ったんです。
「今の状況がつらいのはわかる。じゃあ、オレは同情して一緒に「わかるよ、それ、つらいよね」と声をかけた方がいい?それとも「目標を決めて、具体的な行動プランを提示した方がいい?」と。
これを友人に言ったら「そりゃ、かわいそうでしょ」と。
ボクは、ボクなりのやさしさだったんですが。。。
たくさん悩めば状況が好転するわけがないし、一緒にボクが悩んだところで何も解決しないし、今のAくんの頭の中でいくら思いを巡らせてもなんの打開策も出てこないし、むしろおかしな方向へ進む可能性もあります。
だったら、今の状況を受け止めて、目指すところの状況を決めて、自分ができることをひとつひとつやるしか方法はないのは火を見るよりも明らかです。
それでも多くの人は、自分の頭の中で考えようとします。
ボクもよく「ちゃんと考えろよ」と怒られていましたし。
考えることは、とても良いことです。
ただ、ボクのような凡人が頭の中で考えたところで、堂々巡りが起こるだけ。
それは、なぜでしょう?
答えは、カンタン。
考えようにも、そもそもパーツとフレームワークが無いんです。
料理で言うなら、素材が無いし、作り方もわからないんです。
にも関わらず、「ああ、お腹が空いた~。どうしよう、どうしよう。」と悩んでいるのと同じ。
さっさと素材を買いに行って、調理方法を調べて、料理を作れば良いんです。
仕事でも同じですよね。
考えるにも、解決するための情報やパーツが無いなら収集して、考え方や考える順序を知らなければ何も解決しません。
今頭にあるパーツとフレームワークだけにこだわって取り組んでいたから上手くいかないんだから、パーツとフレームワークを変えるか、増やすかしないと成果は変わりませんよね。
悩んだところで、パーツもフレームワークも増えません。
だったら、自分の思考は捨ててしまって、さっさと人に聞いたり、他のやり方を取り入れた方が上手くいくと思うんです。
自分も自分で何とかしようと考えるタイプだったので気持ちは良くわかりますが、それでは何も良くならないことに自分で早く気が付けるようにサポートしたいと思います。
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