越境ECが盛り上がっています。
ボクは、越境EC業界？の事業を中心に仕事をしているので、越境ECについていろいろな事業者さんとお話をする機会があります。
そうした事業者さんの課題としては「海外の販路開拓をしたい。だから、越境ECをやってみたい。」といった類。
越境ECの取組み方や支援方法について説明すると、事業者さんの反応は大きく２つのパターンにわかれます。
ひとつは、短期間にサクッと売上が上がる方法を聞きたがるタイプ。
「越境ECは、商品を出品すれば売れるんでしょ？売れなければ、広告を効率良く打てばいいんでしょ？SNSとか活用して、どうやって売ったらいいか教えてください。」みたいなことを仰る人も一定数いらっしゃいます。
そして、ボクに手っ取り早く、成果を上げる方法を期待されているのがわかるんです。
なので、最初に「そんな魔法のような方法なんて無いですよ。」と伝えています。
そこを理解できないならば、一時的に売上を上がったとしても、恐らく継続的にその状態が続く可能性は極めて低いというのがボクの結論だからです。
もうひとつは、コツコツと進めていくためにそれぞれのフェーズで必要なポイントを聞くタイプ。
越境ECで売れ続けるようになるためには、商品力、運用、物流、広告、決済のポイントを押さえておく必要があります。（それを全部ひっくるめて、マーケティングと呼んでいます。）
そのひとつひとつのタスクや施策は、地味なもので、すぐに効果の出るものではありません。
さらに、当たり前ですが、市場は常に変化しているので、継続的に改善をして、取り組まなければいけないものばかり。
ゆえに、コツコツと当たり前のことを当たり前に取り組むことを理解し、その上のポイントとなるセンターピン的な取り組みを聞いてくださる方は、成果を出す可能性が高いと思っています。
越境ECは、これからもっと注目されていくと思います。
ただ、ひとつ言えるのは、簡単ではないし、片手間で取り組んでも上手くいかないし、継続して取り組むことが何より成功するためのポイントだと思います。
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