一言で仕事といっても、仕事にはたくさんの種類があります。
営業として売込みをするのも仕事だし、新しい商品を企画するのも仕事だし、伝票入力をするのも仕事だし、資料を印刷するのも仕事だし、「仕事」にはたくさんの仕事が存在します。
その「仕事」には、それぞれ役割があり、求められていることがあり、一つ一つとても大切なものです。
一方で、ちょっと視点を変えてみて、仕事を俯瞰してみて、4つの種類で考えてみると、自分の仕事が違った顔を見せて、自分の仕事に奥行きを持たせることができることに気が付けるかもしれません。
その分け方としては、ボクの中では、ザックリと4つで考えています。
1つ目。儲かる仕組みをつくる仕事。
言い換えると、事業全体を構築をつくる仕事です。ビジョン、ミッション、バリューを考えて、情熱と行動力に加えて、事業領域において、経験やスキルを用いて、お客さまに価値を提供できる仕組みを生み出す仕事です。
2つ目。儲かる仕組みの中で、専門性を提供する仕事。
仕組みの中には、システムや会計などの専門性の高い領域があります。そうした領域では、高い専門スキルやノウハウをもって必要な機能を開発したり、構築しなければなりません。なので、そうした専門性が必要な領域でのプロフェッショナルの人がするような仕事です。
3つ目。仕組みの中で運営し、価値を提供する仕事。
1つ目と2つ目で構築された仕組みの中で、体制をつくり、運用を設計し、その上で人やお金を動かして、適切な運営ができるようにルールをつくったり、トップラインを上げる仕事です。会社組織に所属するサラリーマンの管理職の多くは、ここの仕事をしているのではないでしょうか?
4つ目。仕組みの中での定型的な業務をする仕事。
これは、1つ目と2つ目でつくられた仕組みの中で、3つ目でつくられた定型業務を遂行する仕事です。決められたことを決められたように取り組み、その中で工夫を効率を上げて成果とするような仕事のイメージです。新入社員の仕事は、こうした仕事が多いかもしれません。
これらの4つで考えてみると、自分の仕事の中でもそれぞれの内容のものがあると思います。
もちろん、どのタイプの仕事が良くて、どの仕事がレベルが悪いと言いたいのではありません。
それぞれの仕事に意味があり、役割があり、それらが有機的に組み合わさり、一つの事業としてお客様に価値を提供できるわけです。
一方で、全体の中で自分はどんな仕事をしているのか、どの領域の仕事をしていて、それがどうやって全体に関わっていて、どんな役割を期待されているのか。
そんな観点を持つと、自分の仕事の意味を理解しやすいし、どういうパフォーマンスを発揮したら良いかが見えて、仕事に幅と奥行きが出てくるかもしれません。
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