マーケティングとはモテるようになるもので、総合的、継続的な取り組みが必要。

投稿者: | 2022年10月15日
マーケティングとはモテるようになるもので、総合的、継続的な取り組みが必要。

仕事柄、後輩や部下から、

「マーケティングに興味があります。教えてください!」

と言われることがあります。

 

そういう人の多くはマーケティングのことを何となく「カッコいいなぁ」というイメージで話をしているので、「PEST分析して、3C分析して、SWOT、STPからの5Pを考えて、PDCAを回しつつ、P/LとCFを気にしつつ、集客、売り場、リピートの流れを設計して、売れる仕組みをつくるんだよ。」と伝えたところでなんのこっちゃ理解をしてもらえることはわかりません。

 

なので、部下や後輩には「マーケティングの活動とは、モテるようになるようなものだ」と伝えています。

 

モテるようになるためには、画一的な方法があるわけではありません。

どういう時代に、どこの市場で、どういう相手にモテたいのか、そこから自分の強みや弱み、それらを掛け合わせて、絶対的に足りない部分は補完して、誰をターゲットに、どういうポジショニングで、どんなところに興味を持ってもらえるか、そのためには自分の思考や考え方を日々磨いておく必要があるし、継続的な活動をしなければならないわけで、とは言え、相手に出会いを意識させなければならないし、出会っているならそこから一歩先の関係に持っていかなければならないからデートに誘う必要があるし、時にはナンパも必要になるかもしれず、そこからしっかりと相手を知り、自分を知ってもらい、継続的な関係をつくるのと同じようなものだよ、と伝えています。

言い換えると、髪型を変えたり、イケてる洋服に変えても、「ある日、突然いきなりモテるようになる!」なんてことはありませんよね。

自己満足の磨き方をしたところで、相手にとって魅力的でなければ無意味です。

さらに、自分がモテたい層やターゲットからモテるとは限りません。

 

マーケティングも「何か施策を打ったところで、ある日を境に売れ続ける」ことはありません。

さらに、日々自分たちのサービスや商品を見直して、販売チャネルや伝える方法をマーケットに合わせてチューニングする活動が必要です。

そう、売れ続ける仕組みは、継続的に、総合的に取り組むことがマーケティングです。

 

という話をすると、「マーケティングって、難しいんですね」となり、本気で取り組もうとする人は、一握りといった印象です。

ただ、ビジネスをする上では、日々そういう地味で総合的なマーケティング活動をするのは、当たり前なんですけどね。

すぐに成果が出ることに、大きな価値はありません。

そこにおもしろさを感じられると、マーケティングの仕事がもっとおもしろくなるかもしれません。

  

  

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