新しい部署や会社にジョインするとき。
「自分の知識やスキルを発揮して、貢献をしたい!」と考えると思います。
そのときに、気を付けていることがあります。
それは、「理解してから貢献方法を考える!」です。
ボクは、同じ企業グループ内ではありますが、3つの部署、2つの子会社に異動しました。
新しい部署や会社に行くのは、当然不安もありますよね。
「新しいところで、どんな人がいるんだろう」とか、
「自分は新しいところでやっていけるのかなぁ」とか。
そうした不安、ボクはさらに人見知りなので、すごくよくわかります。
一方で、異動で自分の部署にジョインしてきた人も何人も見ていて、実力はあるのに、上手くいく人といかない人がいることもわかりました。
その違いは、何なのでしょう?
そのポイントは、順序です。
例えば、異動してきた同じような実力のAくんとBくん。
Aくんは、今までの自分の経験や知識を活用して、新しい職場で、自分ができること、自分がやりたいことを探して仕事をしようしました。
しかし、新しい職場での環境ややり方は、以前の職場と勝手が異なります。
なので、せっかくの自分の経験や知識を活かすことができません。
そこにストレスを感じつつ、何かあると「いや、以前はこういう風にやっていたんで、こうした方が効率が良いです」と口にしたり、何か失敗をしたら「自分の経験や知識が活かせないわぁ」と落ち込んだり、逆に周りからは「なんか、自分勝手にやる人だなぁ」だと感じられたりしてしまいました。
一方のBくん。
Aくんと同じような経験や知識を持っていますが、まずは新しい職場の考え方ややり方を理解しようとして、今までの経験や知識に関係のない領域の仕事や任された仕事に取り組みました。
その仕事を通じて、その職場の雰囲気であったり、判断軸を理解できてきて、その環境下で自分の経験や知識を活用して「どうやって貢献できるのだろう」と思考を張り巡らせて、新しい仕事に取り組んだんです。
もちろん、今までの経験や知識を活用できるところもあれば、自分に不足している知識もあって、不足している知識は自分で勉強をして身に付け、今までの経験や知識と掛け合わせて、より良い貢献をするように意識をしていました。
さて、AくんとBくん、どちらの方が新しい職場で成果を出せるようになるでしょうか?
結果は、Bくんでした。
ここでのポイントは、同じようなスキルや知識を持っているわけです。
そのスキルや知識を活かそうとしているのも同じです。
しかし、順序が違いました。
Aくんは、自分を起点にして、新しい職場の仕事を自分のスキルや知識に合わせようと考えています。
Bくんは、新しい職場を起点にして、そこに自分のスキルや知識を合わせようとしています。
この違いだけで、成果は大きく変わります。
これ、七つの習慣の第五の習慣で言われていますよね。
まず理解に徹し、それから理解される。
自分のスキルや経験を活かそうとする前に、まずは相手(新しい職場)を理解することが大事。
その上で、自分のスキルや知識をどう編集して活用するかを考えたり、足りない場合は必死に勉強をする。
コレですね。
この順序さえ押さえておけば、きっと新しい職場で困ることは無いでしょう。
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