#887 成功のエッセンスは、そのまま使えない。
みなさん、こんにちは。
会社では、どこかのセミナーか何かで刺激を受けて「成功の方程式を学んだから、よし、ウチも今日から○○するぞ!」とということがあります。
学んですぐに実践をすることはとてても共感できますが、感違いをしているケースがよくあります。
さて、どんな勘違いが多いのでしょうか?
実践で絶対に成功する公式はない。
算数では、公式があります。
その式に数字を当てはめれば、その公式の意味を知らずとも必ず正しい解答できます。
しかし、社会の実践ではそうはいきません。
あるセミナーで「仕組み化が大切だ!」と言われて、「よし、ウチもやろう!」となることはとても素晴らしいことですが、”仕組み化”という言葉の表面だけなぞってもうまくいくことはなく、自分たちの状況や戦略に当てはめる必要があります。
つまり、公式と思うことは、ただの出発点だということを忘れないようにしましょう。
使うタイミングが大切。
どんな戦略や戦術であっても、使う目的とタイミングが大切です。
どこかの企業が成功したから、ウチもこれをやろう!としたところで、うまくいく可能性はとても低いです。
それは、その意味や本質を理解するという基本的なことを理解していないからです。
確かに動きを早くすることは大切ですが、動かす規模や投下するリソースが大きければ大きいほど、何の目的で、どの事例からのエッセンスを、どういったタイミングで使うかを考えるべきです。
関連性を考えているか。
野球で、バントはとても重要です。
しかし、バントだけやっていてもきっと1点も入りません。
バントは、ランナーがいるからこそ有効なのであって、9人全員がバントがうまくても勝てる訳がありません。
一般的な成功の方程式やエッセンスも同じです。
それだけやっていれば、何でもうまくいくことはありません。自分たちの事業の中で、うまく関連付けなければ、ただの”バント”になってしまいます。
コンテクストの中での意味を考えてから使うことが大切です。
◆近況報告◆
今日から下半期。気合い入れて目標達成目指します。
今日も一日感謝です。