どういった言葉を使うのか?
それは、仕事や自分のブランディングに大きく関わってきます。
以前、こんなことがありました。
部下Aさんにとある仕事を任せたときのこと。
その仕事は、約2か月後に行われるセミナーでの登壇。
2か月もあるので、準備には十分な時間があります。
しかし、1週間経っても、半月経っても、1か月経っても報告も相談もありません。
ちょっと心配になりつつ「例のセミナーの準備は大丈夫?」と聞きました。
すると「大丈夫です!」と元気に返事をするので、とりあえず任せることに。
しかし、その後もなんの音沙汰もなく、登壇の日まで2週間。。
なんの報告も進捗共有もありません。
さすがに心配になってきて、状況の確認。
すると、資料はおろか、練習しておらず、リハ予定も無ければ、資料の確認日の設定もなく、最終的に提出する日も、期限までのスケジュールも組んでいない。。。
表面的には「おいおい、どうなっているんだ」となりますが、こうなるのは想定はしていましたので、ボクの方で資料は作成しておきましたが。
ただ、それでボクが作成していた資料を渡してしまってはAさんの成長にはつながらないので、追い込まれた状態から何とかカタチにして、Aさん自身で乗り越えた経験をしてもらいたく、いろいろと手伝ったんです。
なので、「この日までに資料つくって、この日に一回目のリハして、フィードバックしてもらって、修正して、リハして、修正してを繰り返す必要があるな」と伝えたわけです。
そして、ようやくリハができる状態になり、それに対してフィードバックをして、「次のリハ、やらなくていいの?」と聞くと、こういう言葉が返ってきました。
「じゃあ、やります。」と。
不用意な一言ですよね。
任された仕事に対して、周りの人たちが時間を作って手伝って、何とかカタチにしようとしてくれているにも関わらず、「じゃあ」と言われたらイラっとされること間違いなし。
自分中心に考えて、周りの人への感謝を忘れているその一言を使ってしまったことで、その人の信用は、一気に無くなります。
わかっていないようなので注意をすると、本人は「じゃあ」という言葉を無意識に使っていたようで。
怖いですよね。
ちょっとした言葉には、相手に対する心遣いが宿ります。
無意識に使っているかもしれない心無い言葉に気を付けないと、仕事でも、自分のブランディングでも一瞬で崩れ落ちてしまうことがあるので、注意が必要ですね。
たった一言の危険性を学んだ事柄でした。
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