ポイ活にハマってしまいました。
ポイ活というのは、Amazonや楽天で買い物をしたときに付くポイント、セルフバックと呼ばれるアフィリエイトで自分で申し込んでもらうポイント、歩いた分だけポイントをもらえるものなどさまざま。
今までは、Amazonのポイントは興味がありましたが、他のものは興味がわかず。
ただ最近、新幹線での移動が多く、新幹線の中でPC操作や読書、資料の読込みをすると乗り物酔いをしてしまうため、寝たり、学習音源を聴いたり、ボーっと外の景色を眺めたりしていたとき、たまたまスマホをいじっていたら、「歩くのはもちろん、移動をするだけで、ポイントが貯まる!」みたいなアプリの存在を知りました。
ちょっとやっただけでザクザクとポイントが貯まって、いとも簡単に大きな金額をGETみたいな想起をさせる動画が流れていたので、その時は何かのタイミングが重なり合って「ヒマだし、ちょっとやってみようかな」とアプリをダウンロードしてしまったんです。
ダメですね、、、世の中美味しい話なんて無いのに。
そのアプリは、こんな感じの仕組み。
・一定の移動距離や歩数を超える。
・CMを見られる権利をもらえる。
・コインも貯まり、コイン5枚でスロットができる。
・最終的にCMを見て、100ポイント程度がもらえる。稀に大当たりもあるらしい。
そんなような仕組みでした。
つまり、「歩くだけでポイントが貯まる!」ということはなく、正確には「歩くとCMを見られるようになって、CMを見てくれたらお金に換えられるポイントが貯まるよ!」ってことです(歩くだけで、仮想通貨がもらえるものもあり。)
そのポイント交換は30,000ポイントが下限で、30,000ポイントで300円に交換できる、つまり30,000ポイントを貯めないと、何も交換できないってことです。
で、こういうアプリは、最初はたくさんポイントがもらえるようになっていますよね。
最初にたくさんポイントをもらえて「何これ、簡単じゃん!」みたいなイメージを持ってハマってもらい、そこからサンクコストの罠にハメて、「辞めるのももったいないし、30,000ポイントまで頑張ってみよう」とさせるみたいな構図です。
ビジネスモデルは、アプリ登録者の移動ログを取りつつ、企業からもらっている広告料をユーザーにポイントで還元しているアレですね。
CMは、こうしたアプリをダウンロードする人の属性に合わせてなのか、同じようなポイ活アプリだったり、FXだったり、マンション投資だったり、借金減らします系だったり、マンガ読み放題だったり、コンプレックス商材など、主婦や若者でお小遣い稼ぎがしたい人を対象にしているイメージです。
こうしたCM、良い悪いはありませんが、ちょっとボクは苦手なモノばかり。
ただ、サンクコストの罠にはまり、たったの300円をもらうためにやるなんてバカバカしいと理解しつつも、ついついやってしまう自分。。。
で、ようやく30,000ポイント貯まって、Amazonギフト券と交換できたんです。
全く嬉しいという感情はなく、ようやくこれでアプリが消せるという気持ちでいっぱいでした。
振返ってみて、30,000ポイント300円をもらうための時間は何時間かかったのでしょう?
だいたい、1分のCMを見ると、100ポイントもらえるようになっています。
なので、300回で300分の5時間ほど見ないといけません。
さらに、1日の上限回数が10回ほどなので、30日の1か月ほどかかるわけです。
1か月5時間の時間を使って、300円がもらえる。
時給にすると、60円ってことですね(自分調べ)。
60円って、、、ガリガリ君も買えないってことです(今、ガリガリ君は70円)。
1か月5時間、1時間60円を高いのか安いのかを判断するのは人それぞれなので何とも言えませんが、ボクは「1時間60円」という事実に、「ああなんて無駄な時間を過ごしてしまったんだ。。。」と愕然としてしまいました。
時給60円、、、ポイ活アプリで時間を無駄に使っていることに気が付かない人にはなりたくないので、ボクがポイ活アプリをダウンロードすることは二度とありません。
ああ、累計5時間、良い勉強になったわぁ。
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