部下に仕事を任せることは、なかなか難しいと感じるのはボクだけでしょうか。
部下に仕事を任せたときに、つい親心から「こうした方が良い」「ああした方が良い」「なんでこうしないの?」「ここでこうするべきでしょ」といった自分目線で指示をしたくなります。
しかし、それだと部下も仕事がやりにくいですよね。
なので、上司が一から十まで管理して、進捗を追うことはせず、ゴールを決めたらあとは主体性を持って取り組ませることが大切。
デキる上司は、任せたらそっと遠くから見守りつつ、何か問題があれば責任を取るから安心して取り組むことができる環境をつくることが大事です。
こうした主体性、すでに持っている部下もいれば、主体性がない部下もいまして、主体性がない部下に仕事を任せないと一生主体性は身につかないし、仕事を任せることはできません。。
これは卵が先か、ニワトリが先かの問題で悩ましいところです。
上司は、そうした主体性を持たせることも仕事のひとつです。
主体性とは、自責思考のこと。
主体性とは、シンプルに言えば「何が起きても自分の責任」ということです。
逆に、指示がなければ動けない、自分で考えられない、というのは、他責思考の典型です。
例えば、、
仕事が進まないのは、指示が無いせい。
売上が悪いのは、雨が降ったせい。
仕事が捗らないのは、疲れているせい。
自分が頑張れないのは、待遇や環境が悪いせい。
こうした風に、他責思考だと、上手くいかないことはすべて自分以外の責任にしてしまうんです。
それではモノゴトが上手くいくはずもありませんし、主体性を持つようになることもありません。
こうした場合、根っこにある思考を変えてあげないと、その部下は一生主体性を持てないまま。
主体性を持っていない部下の多くは、「自分の状態は、外部要因によって決まる」と思っています。
すべてのことに対して、外部の出来事に流されたり、一喜一憂したりしてしまうんです。
そこの根っこの思考を「自分の行動によって、自分の状態を決めることができる」と書き換えてあげることが大事です。
そのために、ボクはゴールを共有しつつ、指示をする前に「どうしたらいいと思う?」とか、「何をしたら上手くいきそう?」とか、「どんな風に手伝ったらいい?」と聞き、部下に考えさせることにしています。
こう書いていますが、本当は「こうして、ああして、いつまでにこれやって、確認はこことここで必ず入れて」と指示をした方が早いし、ラクだと思うこともありますが。。。
つまるところ、部下に仕事を任せるということは、部下の主体性を育てるということ。
すでに主体性を持っていれば最高ですが、主体性が無ければ主体性が無いことのせいにしないで、主体性を育てる自分の自責思考が試されているということですね。
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