金の卵を産むガチョウ。貯金額や収入額よりも、お金の使い方が大切。

投稿者: | 2022年9月12日
金の卵を産むガチョウ。貯金額や収入額よりも、お金の使い方が大切。

ボク自身、少し前まで、

「収入がもっと欲しい(今も欲しい)。」

「貯金がもっと欲しい」

といったことを考えていました。

 

ビジネスで言えば、

「今期、これだけの営業利益が欲しい」

「現金でこれだけのストックが欲しい」

といった感じです。

  

こういう考え方をしている多くの人は、いくら収入が増えても、ビジネスで利益が出るようになっても、おカネの使い方を間違えてしまい、結局は破綻してしまう可能性が高いかもしれません。

何が言いたいかというと、ビジネスでいうと「利益がこれだけ出ている」「今いくら持っている」ということも大切ですが、「どこにどれだけ投資をして、いかに多く回収できるか」が一番大切です。

 

こうした話では、イソップ童話の「金の卵を産むガチョウ」の例がよく使われます。

むかし、むかしのことです。

ある村に、貧乏な農夫が住んでいました。

男は毎日とても質素に暮らしていました。

しかし、ある日のこと。

農夫は1羽のがちょうを拾いました。

そのがちょうは、毎日ひとつずつ金のたまごを産むふしぎながちょうだったのです。

「おお! 金のたまごだ! これは得をしたぞ」

男は、金のたまごがひとつずつ産まれるたびに、そのたまごを売りに行きました。

たまごを売り続けた男は、だんだんとお金持ちになっていきます。

「たくさん食べて、きれいなたまごを産むんだぞ」

そうして、がちょうのおかげで男の暮らしはずいぶん裕福になりました。

すると少しずつ、男のなかに欲が生まれてきます。

「がちょうが金のたまごを1日にひとつしか産まないのは、なぜなんだ?」

男の頭のなかはどんどん、お金をもうけることでいっぱいになっていったのでした。

そしてついに、男は考えたのです。

「そうだ! がちょうのおなかのなかには、たまごがいっぱい入っているのではないか?」

男はいやがるがちょうをつかまえて、ナイフでおなかを切ってしまいました。

「よし、これで金のたまごがごろごろ手に入るはずだ……」

しかし、がちょうのおなかのなかには何もありません。

「なんてことだ」

男はがっくりと肩を落とし、自分のしたことを後悔しました。

これからはもう、がちょうの金のたまごは、ひとつも手に入らないのです。

https://arasuji-m.com/gachotoougonnotamago/

という話ですね。

 

そう、その現状に感謝もしないならば、その現状は破綻するよってことです。

この男はガチョウのおかげで金持ちになって収入や貯蓄はできた関わらず、ガチョウに感謝もせず、ガチョウのおかげで手にしたお金を自分の欲望のためだけに使い、挙句の果てに自分の怠惰と自己中な考え方でガチョウを殺してしまい、その現状を失ってしまいました。

では、どうすればよかったのか?

ガチョウのおかげで入ったお金の使い方を変えるべきですよね。

ガチョウのおかげでなのだから、ガチョウの環境を良くしたり、美味しいごはんを用意してあげたり、ゆっくり休ませてあげたり、そうしたことにお金を使って、継続して金の卵を産んでもらう。

そういうお金の使い方をすれば、良かったわけです。

 

これ、ビジネスにも当てはまりますよね。

この「ガチョウ」を「ビジネス」に置き換えてみましょう。

利益が上がったビジネスとそこに関わっている人に感謝もせず、意味のない投資や自己中な使い方をして、挙句の果てに「もっと利益が欲しい」とムダな広告をしたり、むやみやたらに人を増やしたりして、結局そのビジネスは破綻してしまうという結末になります。

 

なんだかよく聞く話ですよね。

 

今のビジネスで出た利益を自分の欲望のままに使ったり、無意味な投資をするのではなく、そのビジネス環境を整えたり、関わっている人の環境をより良くするといったことに使うことが大事です。

自分の得ているお金の使い方も、使い方は自由だけど、同じようなことが言えますよね。

いくら持っている、いくら収入がある、よりも今のお金に感謝をして、どういう使い方をするのが良いのかを考えることが大切です。

 

 

 

 

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