ボクの勝手なイメージですが、デキるオトコは、フリーハンド力、柔軟な逆算思考と強靭な逆風思考を持っていると思っています。
ボクのボスも常に、こういう考え方を持っています。
そもそも逆算思考とは、ゴールを決めて、そのゴールの状態の詳細をイメージして、そこに到達するために何をしたら良いのか、どんな順序で、どれくらいのリソースを突っ込めばいいのか、ゴールから考えることですね。
よく「逆算思考!」と言われますから、みなさんもよくご存じだと思います。
その反対の考え方として、積上げ思考があります。
積上げ思考とは、とにかく目の前にあることに手を付けて、結果的に積み上がったものが成果となる考え方です。
ただ、これどちらが良い悪いではないんです。
逆算思考だとゴールに執着してしまうがゆえに、ゴール自体が間違えていることに気が付かない場合もありますし、積上げ思考だと思いもよらないイノベーティブなおもしろい成果につながることもあります。
なので、デキるオトコは、逆算思考でゴールの方向性を決めて、目の前のことを未来に拡げるような感覚のを持ちつつ取り組む、それが柔軟な逆算思考と考えています。
ただ、そのゴールがショボかったらどうにもならないですよね。
なので、ゴールを描くチカラはものすごく大事。
これをボクは、決められた絵を上手にはやく塗るのではなく、白いキャンバスにフリーハンドで画を描くことによく例えますが、センスが問われ、その人の経験やスキル、日々の積み重ねをしているからこそできることだと思っています。
さらに、ゴールを描き、逆算思考でそのゴールに向かいつつ、目の前のことに拡張性や転用性を見出しながら進むと、順風満帆というわけにはいきません。
むしろ、逆風の中を切り裂いて進むようなことばかりです。
逆風を切り裂いていくためには、しなやかさと強靭な根っこが必要です。
それをエスカレーターを逆走ダッシュするような画がパッと頭に浮かんだので(陳腐。。)、逆走思考と名付けたわけで。
ゴールを描くフリーハンド力、柔軟な逆算思考力、しなやかで強靭な逆走思考の三つのチカラ。
これこそがデキるオトコが持つ力だと思います。
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