新規事業を任されたときはプレッシャーがかかるけど、こうすれば大丈夫。

投稿者: | 2022年9月5日
新規事業を任されたときはプレッシャーがかかるけど、こうすれば大丈夫。

「新しい事業領域を任されたとき、どんなことをしていますか?」

先日、そんなことを聞かれました。

 

同じグループ会社内で新しい事業領域への異動を数回しか経験していませんし、ある程度の人間関係や会社の内情を知っている状態での取組みなので、あまり参考にならないような気もしますが、その方からは「いろんな新しい事業を渡り歩いて、それなりの成果も残して、そのエッセンスを伺いたい!」と見てもらえるようで、恐縮ながらも自分なりの考えをまとめてみました。

  

新しい事業を任されたときにやることはシンプルで、3つしかありません。

理解する、定義する、支援する。

たったこの3つだけです。

 

まずは、理解する。

新しい事業領域なわけですから、経験も無ければ、知識もありません。

なので、まずはとにかく現場に行って、何をどうやって、どんなお客さまに、どんな風に、どんなことを提供しているのか、それを現場の人の教えてもらいます。

一方で、P/LやBSを見ながら、数字での把握をして、事業の構造や仕組みを理解します。

そして、それを統合して、自分なりに全体を流れでつかみ、それを図にしてアウトプットをして、フィードバックをもらって、自分の血肉にします。

 

次に、定義をする。

定義をするというのは、言い換えると、ビジョンとミッション、バリューを整理することです。

要は、ゴールを決めて、ミッションを明確にし、バリューを決定し、みんなの共通認識を取るということです。

そのゴールは今の延長線上に加えた従来のものと、自分なりの視点を加えたもう一段上のレイヤーでのゴールをつくるようにしています。

 

最後に、支援をする。

その事業領域でのゴールが決まれば、そのゴールを達成するために必要なことが明確になります。

それらの仕事をやりやすいような環境を作ったり、ボトルネックを見つけて解消したり、問題や課題が起こったら巻き取って自分で解決を図ったり、方向修正をしたり、チームに共有しながらアレコレするんです。

そして、メンバーが成果を出しやすい環境、働きやすい環境作りを支援するわけです。

 

そして、その3つをこなすにあたっては、3ヵ月理論を使っています。

これはボクが高校時代に柔道をしていたときに教えてもらった考え方です。

どんな理論かというと、「3ヵ月必死になって稽古をすれば、明らか変化して、別人のように強くなる。」というもの。

つまり、まずは3ヵ月必死になろうぜ!ってことです。

 

なので、新しい事業を任されたときは、1か月で理解し、2か月目で定義しつつ事業を整える方向性を決めて、3ヵ月目で支援をしています。

 

今まで4つの事業に関わってきましたが、この方法で何となく上手くいっているので、間違いではないのかなと思っています。

事業を任されたら「やべ、どうしよう」と困惑する前に、ひとつの手段としてこうした手順で取り組めば成果が出るというのを知っておくことは、役に立つかもしれません。

 

 

 

 

【kindle Unlimitedで無料!】
マーケティングの取扱説明書。

サラリーマン複業