仕事でのトラブルが起きたときの言動。それがその人の仕事の質と未来を決める。

投稿者: | 2022年8月10日
仕事でのトラブルが起きたときの言動。それがその人の仕事の質と未来を決める。

仕事にトラブルはつきもの。

思い通りに進むように計画はしますが、どんな仕事にも大なり小なり想定外のトラブルは起こります。

 

仕事においてトラブルが起こること自体は当たり前なので良いんですが、一方でボクはそうしたトラブルを通じてその人と仕事観やスタンスを見つつ、自分のスタンスも見直しています。

というのも、トラブルが起きると、その人の本性が見えますよね。

それを見て「ああ、この人とは次も仕事をしたいな」と思わせるのか、「この人とは仕事をしたくないな」と思わせるのか、それはトラブルの先の未来をつくるうえでも大切なことです。

 

では、トラブルが起きた時に、意識をするべきは何なのでしょう?

 

ボクが気を付けているのは、たったひとつ。

それは、トラブルを一緒に解決するスタンスを持つということです。

 

以前、こういうことがありました。

システムトラブルが起こり、お客様にご迷惑をかけてしまったときのこと。

そのシステムを管理してくれている会社に、状況を伝えて、対応をお願いしました。

このときは、様々な会社や人が関わっていたので、トラブルを起こした原因の会社にいろいろな人から連絡がいってしまうような状況になりました。

  

そこで、A社さんは、「早く何とかしてくださいよ!お客様にご迷惑がかかっているんですから!上層部にも報告しないといけないから、原因と対策の報告書もすぐに出してください!」と言います。

よくあるパターンですよね、こういうの。

トラブルに対して、原因追及や文句をギャーギャー言って、「何とかしろ」と押し付ける。

でも、ちょっと考えたらわかりますが、「誰のせいだ」「どうしてくれるんだ」「これが悪かったんだ」とギャーギャー言ったところで何も改善しません。

さらに、そうした文句を聞いている時間がもったいないわけで、その時間でできることを奪っていることにも気が付かなければいけません。

A社さんは、文句を言うことがトラブルに対する仕事だと思っているようです。

 

一方、B社さん。

「こういうことが原因だと思いますので、こう対応します。他にも、こちらで何かできることはありますか?」と言います。

こう言われたシステム会社さんは、逆に「早くなんとかして差し上げないと」と思ってくれることが多いです。 

 

そう、トラブルが起きた時に重要なことは、一緒にトラブルを解決しようとする姿勢です。

一緒に解決をするというのは、ギャーギャー言ってトラブル解決の邪魔をしないこと、自分たちにできることをやること、たったこの2つのことだけです。

それを、自分たちの都合で考えたり、犯人捜しを始めたところで何の解決にもならないばかりか、「ああ、この人は仕事がデキない人だから、今後は一緒にやらない方が良いな」という印象を持たれてしまう可能性が大きいです。

 

トラブルに対する姿勢や考え方は、その後の仕事に大きな影響を与えます。

そこを踏まえて、自分の言動にも気を付けたいものです。

 

 

 

 

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