海外で売れるようにするのは意外とカンタン。日本の輸出を増やすためにマーケットインの思想を伝える。

投稿者: | 2022年6月20日
海外で売れるようにするのは意外とカンタン。日本の輸出を増やすためにマーケットインの思想を伝える。

あなたも聞いたことあると思いますが、

マーケティングでの商品の考え方は大きく分けて、

【プロダクトアウト】と【マーケットイン】があります。

  

一般的に、

【プロダクトアウト】は、自社で作ることができて、自分たちが良いを思うものを提供する考え方。

【マーケットイン】は、自社が考える良いモノではなく、顧客が求めているモノを提供する考え方。

と説明されることが多いです。

 

個人的には、どちらも根っこの部分では顧客のこと考えていると思いますが、

便宜上、「マーケットインの考え方をしないと、海外では戦えないですよ」と話しています。

 

それは、海外販路拡大のお手伝いをしている中で、世界の競合他社と戦うわけですが、

日本以外の会社のほとんどは、マーケットインの思考を起点にしていることがわかります。

  

これは、ボクの中でパラダイムシフトが起こったんですが、

日本の特徴なのか何なのか、とにかくプロダクトアウトの思想がメチャクチャ強い。

 

もちろん、それが悪いわけではありません。

ただ、市場で求められているモノとズレているのに、

自信満々で「これ、最高の商品だから、海外で紹介すれば売れるっしょ!」と思い込んでいるので、

越境ECで出すだけで売れると思っているし、ムダな広告費を投下してしまうケースをよく見ます。

そして、市場に合わせて、商品パッケージや広告のチューニングもしないで

「頑張っているんですけど、なかなか売れないんです。」と頭を抱えている人が多い。

 

頑張るっているというけど、頑張り方を間違えているのかもしれませんし、

せっかく良いリソースを持っているのに、とてももったいないと思います。

 

一方で、海外の競合他社と言えば、

とにかく売れている商品を探す、売れている商品の特徴を探す、

そして、顧客が求める商品をつくる方法を考えるケースがほとんど。

しかも様々なデータをいろいろなツールで入手できるので、

そのデータを元に確度の高い商品がつくれるんです。

  

そう、自分たちのリソースでつくれるか否かという発想ではなく、

顧客が求める商品を探して、いかにしてつくるかという思想が強いんです。

なので、パクりも多いんですが。。

  

プロダクトアウトで「(自分たちにとって)最高の商品でしょ!」つくるのは良いと思いますが、

そこからマーケットインでお客さまの困り事、お客さまが求めているモノを理解し、

自分たちの技術を活用して、マーケットに合う商品を提供していく。

これがとても大事です。

 

そして、この思想を持って越境ECに継続的に取り組めるように支援するのが、

ボクたちの会社のミッションであり、その先には日本の輸出を増やすビジョンを持っています。

    

そんなこんなで、今週もたくさんの事業者さんのマーケットインの思想を伝えていきます。

 

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