あなたも聞いたことあると思いますが、
マーケティングでの商品の考え方は大きく分けて、
【プロダクトアウト】と【マーケットイン】があります。
一般的に、
【プロダクトアウト】は、自社で作ることができて、自分たちが良いを思うものを提供する考え方。
【マーケットイン】は、自社が考える良いモノではなく、顧客が求めているモノを提供する考え方。
と説明されることが多いです。
個人的には、どちらも根っこの部分では顧客のこと考えていると思いますが、
便宜上、「マーケットインの考え方をしないと、海外では戦えないですよ」と話しています。
それは、海外販路拡大のお手伝いをしている中で、世界の競合他社と戦うわけですが、
日本以外の会社のほとんどは、マーケットインの思考を起点にしていることがわかります。
これは、ボクの中でパラダイムシフトが起こったんですが、
日本の特徴なのか何なのか、とにかくプロダクトアウトの思想がメチャクチャ強い。
もちろん、それが悪いわけではありません。
ただ、市場で求められているモノとズレているのに、
自信満々で「これ、最高の商品だから、海外で紹介すれば売れるっしょ!」と思い込んでいるので、
越境ECで出すだけで売れると思っているし、ムダな広告費を投下してしまうケースをよく見ます。
そして、市場に合わせて、商品パッケージや広告のチューニングもしないで
「頑張っているんですけど、なかなか売れないんです。」と頭を抱えている人が多い。
頑張るっているというけど、頑張り方を間違えているのかもしれませんし、
せっかく良いリソースを持っているのに、とてももったいないと思います。
一方で、海外の競合他社と言えば、
とにかく売れている商品を探す、売れている商品の特徴を探す、
そして、顧客が求める商品をつくる方法を考えるケースがほとんど。
しかも様々なデータをいろいろなツールで入手できるので、
そのデータを元に確度の高い商品がつくれるんです。
そう、自分たちのリソースでつくれるか否かという発想ではなく、
顧客が求める商品を探して、いかにしてつくるかという思想が強いんです。
なので、パクりも多いんですが。。
プロダクトアウトで「(自分たちにとって)最高の商品でしょ!」つくるのは良いと思いますが、
そこからマーケットインでお客さまの困り事、お客さまが求めているモノを理解し、
自分たちの技術を活用して、マーケットに合う商品を提供していく。
これがとても大事です。
そして、この思想を持って越境ECに継続的に取り組めるように支援するのが、
ボクたちの会社のミッションであり、その先には日本の輸出を増やすビジョンを持っています。
そんなこんなで、今週もたくさんの事業者さんのマーケットインの思想を伝えていきます。
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