ヨメが先日こんなことを言いました。
「ああ、私も旅行とか行きたいなぁ」と。
話の流れとしては、
息子がコロナ事情で中止になった修学旅行に行けることになり(先生方に感謝)、
その旅行で泊まるホテルがやたら豪華でうらやましかったらしく、
それに引き換え、自分は毎日忙しくて疲れているから、ゆっくり旅行でもしたい!
そういう思いが、冒頭の一言に出てきたわけです。
そこで息子は提案しました。
「だったら、行ったらいいじゃん。」と。
「週末だったらパパもいるし、近場で一泊したら良いんじゃない?」
と親孝行なことを言ったんです。
すると、ヨメはこう言いました。
ヨメ「一人で行くのは、ちょっとな。」
息子「友達と一緒に行ったら。女子旅的に。」
ヨメ「みんな忙しいだろうし、おカネもそんなに出せないし」
息子「平日なら安くなるし、都内近郊でも良いとこあるし。」
ヨメ「でも、休み取るのも大変だし」
息子「休みを取れば、いいんじゃない?」
ヨメ「ちょっと今は忙しいし、休みにくいし。」
息子「・・・。そっか大変だ」
と話は終わりました。
これを横で聞いていて、思ったわけです。
自分で「旅行に行きたい!」と言いながら、
自分で「旅行に行けない理由」を一生懸命説明しているんです。
不思議ですよね。
ただ、これと同じようなことは、自分にもあります。
例えば、「複業をしたい!」と言いながら、
「でも、時間もないし、疲れているし。」とか、
「そうは言っても、自分にはそんな余裕は無いし。」とか、
結局、「自分でやりたい!」と言いながら、
「できない!」と言っているわけです。
不思議ですよね、アクセルとブレーキを一緒に踏んでいるから、
ガソリンを使いつつも、全く前に進まず、
排気ガスだけまき散らして、自分の周りの環境を汚しているんです。
ヨメの場合で言えば、数泊の小旅行くらいなら、
本気で行こうと思えば行けるわけです。
ボクの複業だって、小さな規模なら、
本気でやろうと思えばできちゃうわけです。
にも関わらず、自分で行けない理由を見つけて、
自分で止めてしまっているだけです。
本当にやりたいならば、やれることを探せば良いし、
実現するために協力を仰げばいいんです。
それを聞いた息子は、
「結局、行きたいんじゃなくて、行きたくないんだ。」
とボソッとつぶやいていました。
そう、女性はそういう天邪鬼的な一面を持っているってことで、
女心を学んだようです。
ボクに限っては、
「やりたい」と言いつつ「やろうとしていない自分」に、
改めて喝を入れたくなりました。
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