「やりたい」のに「できない理由」を並べる怪。アクセルとブレーキを一緒に踏んで環境を汚していないか。

投稿者: | 2022年6月1日
「やりたい」のに「できない理由」を並べる怪。アクセルとブレーキを一緒に踏んで環境を汚していないか。

ヨメが先日こんなことを言いました。

「ああ、私も旅行とか行きたいなぁ」と。

 

話の流れとしては、

息子がコロナ事情で中止になった修学旅行に行けることになり(先生方に感謝)、

その旅行で泊まるホテルがやたら豪華でうらやましかったらしく、

それに引き換え、自分は毎日忙しくて疲れているから、ゆっくり旅行でもしたい!

そういう思いが、冒頭の一言に出てきたわけです。

 

そこで息子は提案しました。

「だったら、行ったらいいじゃん。」と。

「週末だったらパパもいるし、近場で一泊したら良いんじゃない?」

と親孝行なことを言ったんです。

 

すると、ヨメはこう言いました。

ヨメ「一人で行くのは、ちょっとな。」

息子「友達と一緒に行ったら。女子旅的に。」

ヨメ「みんな忙しいだろうし、おカネもそんなに出せないし」

息子「平日なら安くなるし、都内近郊でも良いとこあるし。」

ヨメ「でも、休み取るのも大変だし」

息子「休みを取れば、いいんじゃない?」

ヨメ「ちょっと今は忙しいし、休みにくいし。」

息子「・・・。そっか大変だ」

と話は終わりました。

 

これを横で聞いていて、思ったわけです。

 

自分で「旅行に行きたい!」と言いながら、

自分で「旅行に行けない理由」を一生懸命説明しているんです。

不思議ですよね。

 

ただ、これと同じようなことは、自分にもあります。

例えば、「複業をしたい!」と言いながら、

「でも、時間もないし、疲れているし。」とか、

「そうは言っても、自分にはそんな余裕は無いし。」とか、

結局、「自分でやりたい!」と言いながら、

「できない!」と言っているわけです。

不思議ですよね、アクセルとブレーキを一緒に踏んでいるから、

ガソリンを使いつつも、全く前に進まず、

排気ガスだけまき散らして、自分の周りの環境を汚しているんです。

 

ヨメの場合で言えば、数泊の小旅行くらいなら、

本気で行こうと思えば行けるわけです。

 

ボクの複業だって、小さな規模なら、

本気でやろうと思えばできちゃうわけです。

 

にも関わらず、自分で行けない理由を見つけて、

自分で止めてしまっているだけです。

 

本当にやりたいならば、やれることを探せば良いし、

実現するために協力を仰げばいいんです。

  

それを聞いた息子は、

「結局、行きたいんじゃなくて、行きたくないんだ。」

とボソッとつぶやいていました。

 

そう、女性はそういう天邪鬼的な一面を持っているってことで、

女心を学んだようです。

 

ボクに限っては、

「やりたい」と言いつつ「やろうとしていない自分」に、

改めて喝を入れたくなりました。

  

 

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