今度、会社が用意してくださったリーダー研修なるものがあります。
そこで改めて、
「リーダーシップって何だろう?」
「リーダーシップの考え方が今の自分になぜ必要なのだろう?」
と思ったわけで。
今のボクは、小さいながらも会社の経営の一旦を担っているので、
リーダーシップを発揮する必要があります。
なので、
「リーダーなんだから、しっかりやってよ」
「リーダーシップを発揮して、チームを引っ張れ」
みたいなことを言われることがあります。
しかし、これほど曖昧に使われている言葉も無いと思っていますので、
「リーダーシップを発揮しろ」と言う人のことは、大抵流しています。
では、リーダーシップとは何なんでしょう?
ボクの中でのリーダーシップの定義は、こんな感じです。
大きく分けると、2つあります。
ひとつは、「環境作り」
もうひとつは、「仕組み作り」
です。
一つ目の「環境作り」は、
関わる人が自身のパフォーマンスを発揮しやすくする環境をつくることです。
そのための要素は、3つ。
一つ目は、ゴールの共有。
ゴールがないと、どこに向かって走っていいのかわかりませんよね。
さらに、そのゴールがその人にとって魅力的なのかどうかはわかりません。
そのゴールを達成してもメンバーがうれしくなければ、
お互いに不幸になるので、最初からそのメンバーとはやらない方がいいわけです。
なので、まずは「ゴールの共有」が必要です。
二つ目は、役割の付与。
ゴールがわかったときに、そのゴールを達成するための役割を明確にします。
チームの中での役割ですね。
会社であれば、あなたは営業、あなたは仕入、あなたは経理、
といった感じで、達成するためにそれぞれが役割を持つわけです。
その役割の中でもさらに細分化されて、
「営業の中でも、こういうチャネルを頼むね」
「仕入れの中での、こういうチャネルでの仕入れを探してね」
という役割があり、それを達成するための支援をするわけです。
多くの人は、役割がなければ何をして良いのかわからないので、
そこを明確にすることはとても重要です。
三つめは、基準の底上げ。
ゴールを共有して、役割を明確にしたら、
メンバーの思考の質やや行動の量を上げる必要があります。
そのためには、その環境の基準を上げることが重要。
やらすのではなく、やらざるを得ない、
意識しなくてもやっている状態をつくることが大切で、
そのために「当たり前の基準」を上げること、
上がるように率先してリーダーの立場の自分が自分を磨かないといけません。
続いて、二つ目「仕組みをつくる」。
これ、個人的には、多くのリーダーシップの研修は会社で行うわけですが、
会社はビジネスをしているので、前提としてビジネスを理解していないと話になりません。
「会社の雰囲気を良くするために、リーダーシップの研修をする」と考える人もいますが、
会社の雰囲気が悪いのは、多くの場合、業績が悪いときです。
なので、雰囲気を良くするには業績を上げることがまずは大切。
業績を上げるには、仕組みを作り替えないといけません。
なので、リーダーシップ云々という前に、ビジネスを飛躍させることが大切だと思っています。
そのビジネスを飛躍させるためには、3つのことが大切。
一つ目は、儲ける。
ビジネスは、赤字ではやっていけません。
なので、利益を残して、より多くの人に利用をしてもらうことが大事。
利益のためにビジネスをするわけではありませんが、
利益がなければビジネスは成り立ちませんので、
まずはしっかりと儲かる仕組みをつくることが大事です。
二つ目は、やめる、撤退ラインを決める。
儲けるためには、やめることが重要です。
やめるというのは、損失を拡大させないためにやめる線、
つまりは「撤退ライン」を決めて、サッとやめて次にいける決断力が大事です。
三つ目は、売れていく仕組みをつくること。
一生懸命に売ろうとするのではなく、売れていく仕組みをつくることが大事。
今ある商品を一生懸命売るのではなく、
今ある商品で市場を知り、その商品をつくった技術やリソースを活用して、
市場に合う商品をつくる、つまりはマーケットインの考え方をもって、
売るのではなく、売れていく仕組みを作り上げることがリーダーの役割です。
ということで、長くなってしまいました。。。
いつもこんなことを考えながら、
部下には「これがリーダーシップにつながるよ」と伝えています。
書いていたら、自分も1時間くらいの研修できそうな気がしてきました。
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