企業であれ、行政であれ、
一緒にビジネスをするときは、案件を選ぶようにしています。
その選定基準は、二つ。
ひとつは、自分事として考えられない人がいる案件。
複数の企業や人と一緒に取り組む案件の目的は魅力的があっても、
「任せれば万事OK、だよね?」
「そんなのやってくれて、当然でしょ?」
というスタンスの人がいる場合、ちょこっと距離を置き、
フェードアウトをするようにしています。
例えば、プロジェクトにかかるお金と口は出すけど、自分では何も動こうとしない。
そのお金も、自分のお金ではなく会社のお金だから、
自分の懐が直接痛むわけではないので、どうも本気度が低くなってしまう。
さらに、一緒に取り組んでいるにも関わらず、
上手くいかないと「どうなっているの?」と自分は悪くないオーラを出してきたり、
想定外のことに対して「そっちで何とかしてくれるんでしょ?プロなんだから。」
みたいなことを平気な顔して押し付けてくるときは要注意。
まあ、仕方ないのでしょうが、こういう人とは距離を置いた方が賢明です。
もう一つは、そもそも大きな勘違いをしていることが明確なケース。
「あなたのその勘違いがあると、上手くいかんわ」みたいなときは、
どんなに魅力的な相手でもお断りするようにしています。
例えば、新規事業プロジェクトで、
集客のためにチラシをつくることをお願いされそうになったとしましょう。
そんなときに相手が、
「チラシをカッコよく作成してくれれば上手くいく」みたいなスタンスで来たら、
ちょっと危険だと思います。
そもそもそういうときは、集客に問題があるわけではなく、
実は、その事業の商品やサービスそのものに価値が無かったりすることも多く、
そうなると、負けが確定しているわけで、
集客の前に、ターゲットや商品やサービスの価値を見直すことに気が付かないといけません。
そこに気が付けない人が声の大きな人がいるときは、スーッとフェードアウトするのが賢明。
そんなこんなで、最近はできるだけお互いにシアワセになれる仕事を選ぶようにしています。
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