最近の出来事から思ったのは、
ビジネスの肝は、守りを固める
ということ。
先日、とある経営者のTさんとその会社のスタッフの方と一緒に食事をしたときのこと。
スタッフのお一方が勢いよく飲んでしまって、家に帰れない状態になったんですね。
すると、経営者Tさんがササっと電話して、手際よく誰かと話し、
「近くにホテルの部屋を確保したから、そこで泊まらせましょう」というんです。
ボクのような凡人だと、いわゆるAPAとか東横インとか、
そうしたビジネスホテルだと考えていたんですが、
着いた先は、そのエリアで一番高い外資系ホテル。。。
いつも頑張っているスタッフのために何の躊躇もなく、
そうした部屋をサクッと用意できることに、
ボクの中では、ちょっと衝撃だったんです。
その衝撃の理由は、
普段の生活を見た感じ、ユニクロのスウェットとか、国産車の中古車とか、
大変失礼ながら、そんなに儲かっているようには見えなかったということもあり、
恐らくそのホテルグループのかなり上のステータスをお持ちだということが推測されます。
自分の頭の中で知っている範囲の世界で想像している自分が、
なんだか恥ずかしくなった出来事でした。
ここでフッと頭に浮かんだのは、
派手なファインプレーをするよりも、
いつでもどこでも体の正面で確実に捕球する人の凄さです。
ギリギリのところで捕球をするよりも、
前もって予測して行動することで、常に確実なプレーをする。
見ている方はつまらないし、そのレベルの高さを理解できないかもしれないけど、
それがすごいんです。
ビジネスに置き換えると、
固定費を最小におさえて、支出を最小限にして、
守りを固めて、確実に勝てる市場で、確実に利益を上げる。
さらに儲かっていても天狗にならず、派手な生活もせず、地道にお客様のために価値を提供し、
キッチリと確実に稼いで、お金の使い方も上手な方もいるということです。
守りを固めて、確実に勝てる市場でヒッソリ商売をするようなスタイル、
自分もあこがれるなあと思った次第です。
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