ボクがコンサルなら、売上を上げるために、スタッフ増員・集客・クロス・アップセルはおススメしません。

投稿者: | 2022年4月26日
ボクがコンサルなら、売上を上げるために、スタッフ増員・集客・クロス・アップセルはおススメしません。

一人の時間が増えて、

ビジネスのことを考えたり、自分自身のことを考えたり、

家族のことを考えたり、ワンコのことを考えたり、

いろいろなことを考えて、ブログもいろいろなことを書きたくなってしまいます。

 

最近は、ビジネスのことを考えることが多いわけで、

とりわけ自分たちのビジネス(越境ECを軸としたロジスティクスとマーケティング)のことを

考える機会が多いです。

 

例えば、

今までのボクがいた組織では「売上が上がることをヨシとする考え」がありました。

「昨対で150%いきました!」みたいなことが評価されて、

売上を上げれば上げるほど「すごいなぁ」と称賛されるような、そんな文化でした。

 

しかし、今のビジネスでは、売上を上げることよりも、

利益がしっかりと出ることを優先して考えています。

さらに言うと、今すぐの利益ではなく、数年後の利益が指数関数的に増えるような、

そんな仕組みをつくる視点を持つようにしています。

 

この視点の変化は、ボクの中では大きな転換です。

 

例えば、ボクの考え方だと、

売上が悪いときにこんな施策を考えがちでした。

  

「人員を増やして、お客さまへのアプローチ回数を増やして、徹底的にフォローしよう!」

「新規リストをつくって、片っ端から回って、成約をあげよう!」

「既存顧客に売れるクロスセルやアップセルをしよう!」

みたいなことを考えるんですね。

 

一見、これらは正しいようにも聞こえます。

っていうか、ボクは以前、これが正しいと思っていました。

   

しかし、よくよく考えると、これらは愚策であることがわかります。

例えば、営業人員を増やしたところで、その質が担保されなければ、

お客さまが増えることもなければ、客単価もあがりません。

 

さらに、

新規リストをつくって片っ端から訪問したところで、

販売する商品自体が悪ければ、クレームが増えるだけで売上は下がります。

 

さらにさらに、

クロスセル、アップセルをしたところで、

そのオペレーションが確立できていなかったり、改善できる構造でなければ、

変動費が増えるだけで、赤字の拡大を促進するだけです。

 

そして、それらは人件費が増やすことにつながり、収益を圧迫して、

ビジネスとして誰もシアワセにはなりません。

 

なので、ボクの中では、集客、人員増加、クロスセルは、

一定条件を満たさない限り、やってはいけないことだと思っています。

 

強くしてから、大きくする。

ただ、無理矢理大きくするのではなく、

お客様のクオリティコントロールをしつつの拡大というのが、

理にかなっていると思います。

 

言われてみれば当たり前のことなのですが、

ついこのことを忘れてしまって、

売上拡大に走ってしまい、そして自滅してしまう例もよくあります。

 

そして、それを勧めてくるコンサルもたくさんいますが、、、

 

そうならないように、慎重かつ大胆にいきたいものです。

 

           

   

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