一人の時間が増えて、
ビジネスのことを考えたり、自分自身のことを考えたり、
家族のことを考えたり、ワンコのことを考えたり、
いろいろなことを考えて、ブログもいろいろなことを書きたくなってしまいます。
最近は、ビジネスのことを考えることが多いわけで、
とりわけ自分たちのビジネス(越境ECを軸としたロジスティクスとマーケティング)のことを
考える機会が多いです。
例えば、
今までのボクがいた組織では「売上が上がることをヨシとする考え」がありました。
「昨対で150%いきました!」みたいなことが評価されて、
売上を上げれば上げるほど「すごいなぁ」と称賛されるような、そんな文化でした。
しかし、今のビジネスでは、売上を上げることよりも、
利益がしっかりと出ることを優先して考えています。
さらに言うと、今すぐの利益ではなく、数年後の利益が指数関数的に増えるような、
そんな仕組みをつくる視点を持つようにしています。
この視点の変化は、ボクの中では大きな転換です。
例えば、ボクの考え方だと、
売上が悪いときにこんな施策を考えがちでした。
「人員を増やして、お客さまへのアプローチ回数を増やして、徹底的にフォローしよう!」
「新規リストをつくって、片っ端から回って、成約をあげよう!」
「既存顧客に売れるクロスセルやアップセルをしよう!」
みたいなことを考えるんですね。
一見、これらは正しいようにも聞こえます。
っていうか、ボクは以前、これが正しいと思っていました。
しかし、よくよく考えると、これらは愚策であることがわかります。
例えば、営業人員を増やしたところで、その質が担保されなければ、
お客さまが増えることもなければ、客単価もあがりません。
さらに、
新規リストをつくって片っ端から訪問したところで、
販売する商品自体が悪ければ、クレームが増えるだけで売上は下がります。
さらにさらに、
クロスセル、アップセルをしたところで、
そのオペレーションが確立できていなかったり、改善できる構造でなければ、
変動費が増えるだけで、赤字の拡大を促進するだけです。
そして、それらは人件費が増やすことにつながり、収益を圧迫して、
ビジネスとして誰もシアワセにはなりません。
なので、ボクの中では、集客、人員増加、クロスセルは、
一定条件を満たさない限り、やってはいけないことだと思っています。
強くしてから、大きくする。
ただ、無理矢理大きくするのではなく、
お客様のクオリティコントロールをしつつの拡大というのが、
理にかなっていると思います。
言われてみれば当たり前のことなのですが、
ついこのことを忘れてしまって、
売上拡大に走ってしまい、そして自滅してしまう例もよくあります。
そして、それを勧めてくるコンサルもたくさんいますが、、、
そうならないように、慎重かつ大胆にいきたいものです。
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