今ボクは、子会社に出向して、ビジネスを楽しんでいます。
出向先でのビジネスは、事業領域自体がこれから伸びる(と思われる)し、
筋肉質なビジネスモデルの設計で、スピード感をもって進められて、
何より一緒に仕事をしている仲間が最高におもしろいので、
この環境にとても感謝をしています。
人も、カネも、モノも、インフラもしっかりしている親会社に比べて、
子会社は、リソースがものすごく少ないんです。
人も少ないし、使えるおカネも少ないし、モノも少ないし、インフラは脆弱だし。
なので、親会社の人から見ると「大変だな。。」と見えるようです。
ボクも親会社にいたときに、子会社の人を見ていて「ああ、大変そうだなぁ」と思ったわけで。
しかし、実際にその環境にところ、ボクはその環境が楽しくて仕方ありません。
なぜなら、小さいがゆえの戦い方がとても魅力的。
その戦いは、エキサイティングで、スピード感があって、
お客さまの反応もダイレクトにわかるので、大きな企業とはまるで違うんです。
その戦い方で気を付けているのは、3つ。
スモールビジネスは機動力があるけど、
ひとつの失敗が致命的にもなりえます。
なので、最低限3つのことが当てはまるかはチェックしています。
まずは、戦う場所。
そのマーケット自体が伸びているかどうか?
戦うマーケット自体が伸びていることが大事です。
あえて伸びていないマーケットで戦う選択肢もありますが、
その難易度は上がると思っているので、
個人的には伸びているマーケットでの、
ニッチトップとアングラを狙うのが良いと思っています。
次に、ニーズとキャッシュポイント。
そもそものニーズがなければ、ビジネスはできません。
大きな企業は、ニーズが無くても、広告を使ったり、営業マンを使ったり、
時間をかけて需要を喚起できますが、スモールビジネスではそんなことはできません。
さらに、キャッシュポイントが近くないと資金繰りが厳しくなるので、
そこも重要なポイントになります。
なので、ニーズがあって、キャッシュポイントが近い領域に絞らざるを得ません。
三つ目は、自動化できないと墜落。
大きな企業ならば、自動化できなくても人がいるので何とかなったりします。
(ただ、それがいろいろな弊害をもたらすわけですが。。)
スモールビジネスでは、そもそも自動化できないような業務を組み込んではいけません。
組み込んだら最後、業務が増えれば増えるほど人件費がかさんで、
その事業では儲からなくなってしまい、墜落してしまいます。
といった具合で、スモールビジネスは大きな企業と比べて使えるリソースが少なく、
成約条件がたくさんあるのでやりにくく見えます。
ただ、リソースが少ないから、キチンと選択と集中をせざるを得ない環境こそが、
実は自分たちのビジネスを強くしてくれているんです。
その証拠に、ボクの関わっている事業は、親会社よりも1人当たりの生産性も高く、
営業利益率も高く、しっかりと出すビジネスになっています。
スモールビジネスって、ホントおもしろいですね。
サラリーマンをしながら、こうした環境でビジネスができるなんて、
恵まれた環境に感謝感謝です。
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