自分と相手の当たり前は同じではないかも?は、コミュニケーションに重要なこと。

投稿者: | 2022年4月19日
自分と相手の当たり前は同じではないという観点を持っているか否かは、コミュニケーションにおいて重要なこと。

「そんなの当たり前のことでしょ」

ヨメからこんなことを言われて、

「はて、当たり前って何だろな?」と思った休日の朝。

 

我が家には2匹の犬がいて、ボクはメロメロです。

 

その犬たちに朝ごはんをあげようと準備をしていると、

起きてきたヨメから「それ、器が逆!」と指摘が入ったんです。

 

どうやらいろいろと事情があって、

それぞれのご飯を入れる器が入れ替わり、

逆になったようで。

  

さらに数か月前までは、お昼ごはんをあげないことが多かったのが、

今は常にあげるようになっていたらしく。

ボクが前日にいろいろとバタついていたお昼ごはんをあげていなかったと知ると、

「なんであげないの?」とお怒りに。

 

そして冒頭のように、

ヨメから「そんなの当たり前のことじゃん。」と言われたわけです。

ヨメの中では、それらは当たり前なわけです。 

 

もちろん、それが悪いと言いたいわけではありません。

その人にとっての当たり前や見えている世界は、その人にとって正であり、

相手がそれを当たり前のようにしなければ、「なんで?」と思うのは当然ですから。

  

ただ、これ、時にお互いの関係性を悪くすることもあります。

 

例えば、会社の上司と部下のやり取り。 

上司からしてみたら当たり前のことを部下がしていないと、

「なんでそんな当たり前のことをやらないんだ」というようなシーン。

 

その部下が悪いわけではない、もしかすると上司と部下の前提が違っていたり、

部下にとっての優先順位が異なっていたりする可能性もあるわけです。

 

その可能性を考えずに一方的に”当たり前”を押し付けてしまうと、

多くの部下はやる気をなくしてしまいます。 

 

自分の当たり前は当たり前なので正しいと思うのは仕方のないことですが、

一方で「その当たり前は相手にとっての当たり前ではない可能性もあるかも」という観点持って、

時と場合によって、相手にとっての最適解を見つける手伝うような姿勢が大事です。

  

とにもかくにも、結果としては犬たちは美味しそうにご飯を食べてくれたので、

一件落着です。

 

          

   

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