以前は、デジタルマーケティングやWEBマーケティングの会社が、
ボクのところに営業の電話をしてくることがありました。
そういうアナログ営業に対して、
「デジタルマーケティングやWEBマーケティングの会社なのだから、
アナログで営業をせずにデジタルで完結できないなんて、ダメだよね。」
みたいな意見を聞くことがあります。
確かにそうですよね。
デジタルやWEBマーケティングのサービスを販売しているのに、
アナログで営業をしてきたら、なんだかチグハグ感を感じます。
ただ、個人的にはこういうアナログ営業って、とても重要だと思っています。
ボクのアタマの中では、
ビジネス>マーケティング(>デジタルマーケティング>WEBマーケティング)>セールス
というような構図になっているからかもしれませんが。
デジタルマーケティングやWEBマーケティングなんていうと、
「SEOや広告、アフィリエイトをかけて、LPに着地させて、
EFOを最適化させて、コンバージョンを上げればいいじゃん」、
みたいな施策を聞くこともあります。
これだと、アナログ営業は必要なく、
WEBサイトがあるだけで問合せや申込みがいただけるわけで、
デジタルで完結できるのも理解できます。
ただ、そこにさらにアナログでの営業も組み合わせると、
よりデジタルマーケティングやWEBマーケティングが強化されます。
もっと言うと、アナログの営業でお客さまを獲得できないのに、
デジタルマーケティングやWEBマーケティングだけで完結させようと考えるのは、
甘いと思います。
例えば、
「紙のチラシなんて古い。SNS広告の方がいいでしょ。」なんて声も耳にしますが、
アナログのチラシで反応が取れないのであれば、
全くおなしなポイントを訴求しているのかもしれないし、
魅力的なサービスやオファーが提供できていないのかもしれないし、
それはそもそもビジネスとして需要が無いのかもしれません。
LPをつくるにも、チラシをつくるように
お客さまの困り事や引っかかるキーワードが必要ですよね。
反応の取れるチラシすらつくれないのに、
WEB上だけで効率良く反応が取れるなんて都合の良いことなんてありません。
アナログで、お客さまの生の声や反応をつかみ、
そこからお客さまに刺さるキーワードやオファーを見つけることも大事です。
営業電話はホント迷惑ですが、
一方で、アナログのことにこそ基本があり、アナログのことすらできないのに、
最新のテクノロジーで結果を出すなんていうことは難しいというもの。
デジタルだけではなく、アナログも掛け合わせることは、
ユーザーのことを理解するうえでも必要だと思う次第です。
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