企業は人なり。
誰しもが理解していると思いますが、会社では人が重要です。
なので、人材育成は企業にとって重要課題です。
人材教育というと、多くの人は、
OJTであったり、研修のような教育をイメージします。
よくありますよね、新人研修、リーダー研修、課長研修などなど。
ただ、不思議なことにこうした教育方法に対して、ボクだけなのかもしれませんが、
「ものすごくためになったし、成長できて、会社の期待するような人材になれた!」
というポジティブな意見を聞いたことがありません。
逆に「ああ、研修とか面倒くさいわ」「あんなのやってもムダでしょ」
というネガティブな意見の方が多いように感じます。
個人的に、目的を達成するためにこうした研修に意味があるのか、
その研修の講師の方のやり方に問題があるのかはよくわかりませんが。
どちらにせよ、自分たちの会社、自分たちの事業部を成長させるには、
会社の中で研修に頼れないのであれば、自分たちで人材を育てるしかありません。
にも関わらず、そういう意識を持っている上司や管理職はどれくらいいるのでしょう?
自分のことで精一杯で、そこまで手が回らないよ、という人も多いかもしれません。
そもそも、会社の中には部署があり、部署ごとに人を宛がわれます。
ある意味、運ですよね。
ただ、会社の宛がわれ方は、当然、伸びる部署には良い人材を宛がいます。
逆に、停滞している部署には、言い方はとても悪いけど前評判が良くない人材が宛がわれる、
エースで四番みたいな人材は、もらえないんです。
そうなると、伸びる部署はある意味アドバンテージを持っていて、
停滞部署はマイナススタートのように思われがち。
しかし、エース級の人材であれ、ベンチにも入れない人材であれ、
その人材を育てるのは、その人にかかっているわけです。
「使えない人材が来て、ホント困るわ。」と言うのはカンタンですが、
それは逆に「自分に人を育てるチカラはありません」とデキないアピールをしているわけです。
もちろん本当に仕事ができない人かもしれないし、
本当にダメな人かもしれませんよ。
けれど、その人材には人材の良いところもあるし、
言ってもいろいろな経験もしているし、一生懸命働きたいと思っているかもしれないし、
実はものすごく可能性を持っているかもしれません。
それを、その上司が見えていない、見ようとしていないだけなのかもしれません。
今、ボクのいる会社には、他の部署で評価の低かった人材が来ています。
しかし、とてもマジメでしっかりと仕事に向き合う人ばかりで、
個人的には、とても期待しているし、
一緒にビジネスを大きくしていきたいと思える人材ばかりです。
前部署で評価が低かったのは、たまたま相性が合わなかったのかもしれませんね。
ここからは、人材の良いところを引き出し、それぞれが活躍して、
人が大きく育つ環境をつくることがボクの仕事だと思っています。
この時期、異動や配属で人が動き、人の問題が取り立たされることが多いので、
そんなことを思った次第です。
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