マーケティング翻訳家。いつの間にかそんな力がついたので、その肩書を持って、仕事をしています。
先日、友人からこう言われました。
「マーケティングの翻訳家みたいですね。」
「・・・翻訳家?ですか?」
そう言われてピンとこなかったんですが、
よく考えてみると「見方によっては、確かにマーケティング翻訳家だな」と。
どういうことか?
実はここ数年、資料をつくることが多くなったんです。
それも、マーケティング視点での資料。
そうした資料は、
新入社員に戦略を理解できるように説明する資料や
役員に今後の事業展開を理解してもらうような資料だったり、
幅広いものでした。
一般的に、こうした事業や戦略の資料というのは、
わかりにくくて、つまらないことが多いんです。
しかし、ボクの作った戦略や事業の資料は、
「すごいわかりやすいね。」とポツポツと言われることがあったんです。
ということはですよ、
「あれ?実は、自分はマーケティング視点の資料をつくるのが上手いんじゃね?」
と勝手に妄想、錯覚、思い込みをしたわけです。
さらに、言われてみれば、
資料をつくるときにキチンと注意していることがあるし、
その注意をしていること自体、実は強みなんじゃね?と思ったわけで。
ちなみに、資料をつくるときの注意点10個は、下記の通り。
- 伝える相手と相手の理解度を把握する。
- 伝える内容を整理する。
- 伝えた後に相手にどうなって欲しいかを決める。
- 伝えることを書き出す。
- 伝える順序を決める。
- 伝える言葉を選ぶ。
- 言葉や伝えたいことに合うアイコンや図を決める。
- つくる。
- 伝える(発表)の練習をする。
- 修正する。
といった感じです。
この中でも重要なのは、
【相手の把握】と【ゴールの設定】です。
「自分の伝えたい内容を資料にすればOK!」とか、
「とりあえずこの情報とこの情報を書いとけばいいや」ではいけません。
その考えだと、せっかく作った資料は、何の意味も持たず、
自己満足の域を脱せずに、ゴミになるだけ。
資料のゴールは、その資料を起点にして、
相手に理解してもらい、気づいてもらい、
こちらの意図しているように動いてもらうものです。
だからこそ、資料を作るには、
伝える相手を理解して、そこに合わせてわかりやすくする必要があり、
相手にわかりやすくするには、まずは自分が内容をキチンと理解をして、
整理をして、順序立ててることが大事になります。
そんなことを意識して戦略や事業の資料をつくっていたから、
自分の理解をより深めて、マーケティングの視点で事業や戦略をとらえて、
それを整理して、相手にわかりやすく伝えることが上達したんですね(思い込み)。
そうやって作った戦略や事業の資料は、
「すごいわかりやすいね。」とポツポツと言われることがあったんです。
ということは、
戦略や事業をマーケティングの視点で整理して、
相手に伝えて、次のアクションをしてもらえるという意味で、
わかりにくいと言われれるマーケティング領域を翻訳しているということになるわけです。
なので、自分は『マーケティング翻訳家』であり、
そういう一面も持っていると気づかせてもらったんですね。
ということで、今後は、マーケティング翻訳家という肩書も持とうと思います。
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