評価の場所はどこにあるか?アイデア自体に価値はなく、実現をセットにすることで価値が生まれる。
個人的に、新事業のアイデアに価値は無いと思っています。
とあるときに、新しい事業の展開を説明したところ、
こんなことを言われたことがありました。
「そういうアイデアなら、誰でも思いつくし、
私でも思いつきそうなものだけど、なぜ上手くいっているんだろうね。
もっとパンチがあった方が良いと思うけど。」
なるほど。
仰っていることもわかるような気がしますし、
きっと悪気もないし、もう少しいろいろな角度から考えてみたら、
もっと良い事業展開ができるかもよ、という助言かもしれません。
ただ、ひとつ感じたのは、
この人はアイデア自体に価値があり、
アイデアを思いつくことを評価しているのだと。
ここにボクの中での違和感が生まれたんです。
ボク自身、
「アイデア自体に価値はない。」
とまでは言わないけど、
「アイデアだけあっても仕方ないでしょ。」
とアイデアだけを評価の対象にすることはありません。
それよりも、そのアイデアを実現するために、
誰が、いつまでに、何をどうするのか?
そして、そのための資金や時間はどうやって手当てするのか?
つまり、アイデアだけではなく、
アイデアをカタチにするプロセスも含めてアイデアと考えています。
そりゃそうですよね、
アイデアだけでお金になるかといえばそんなことはなく、
そのアイデアを実現しなければ何の意味もありません。
アイデアを思いつくことは確かに大切かもしれませんが、
アイデアだけが大切ということはありません。
なので、アイデア自体を評価するのではなく、
アイデア+その実現度のトータルで評価をするべき。
ボクたちの新しい事業は目新しい斬新なアイデアではないけど、
それをキッチリとユーザーの視点で考えて実現して収益を生んでいるわけで、
アイデアだけを切り離してどうこう言われても困るよって話です。
アイデアだけで終わる人が大多数の中で、
アイデアと実現のためのプロセスを描いて前に進める人になりたいものです。
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