新しい会社の営業戦略は、
今までの思想で設計をしています。
その違いは、
売るのではなく、売れていくようにする
です。
これ、似て非なる考え方であり、
その違いは、主語と時間軸です。
この思想の上で取る施策の積み重ねは、
その後の事業構造に大きな影響を与えます。
例えば、「商品Aを売る」営業戦略を考えてみましょう。
売る場合は、売上目標を立てて、そのために何人に、何個売ればOK。
じゃあ、セグメントして、ターゲティングして、競合調べて、
とりあえずお客さんに紹介して、目標を達成できるように売っていこう!
みたいな流れになります。
ここでの主語は、「自分たち」であり、
時間軸も比較的短い中で何とかしようと自分たち目線で考えます。
こうなると、ちょっと昭和感が漂う「売ってくるまで帰ってくるな!」文化になりがち。
一方「売れていくようにする」を考えてみましょう。
売れていくようにするには、お客さまが買いたくならなければなりません。
というこは、主語は「お客さま」になるわけです。
さらに、売れていく状態にするには信頼が必要で、そのためには時間がかかりますよね。
時間が経つにつれて売れていく状態に持っていく、いわば逓増させるには、
お客さまの立場から商品を良くするために、日々の改善積み重ねが重要になっていきます。
ということで、
「お客さまが買いたくなるには、どうしたらいいだろう?」という立ち位置で考えるのと、
「どうやったら売れるだろう?」と考えるのでは、大きな差が生まれます。
今の事業では、営業をかけなくても、お客さまが来てくださいます。
ボク自身「こんな風にしたいなぁ」と思っていたことを体現できているんです。
ホント、勉強になります。
具体的な手法は、また今度にでも。
売るのか?
売れるようにするのか?
あなたの事業はどういう思想で設計していますか?
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